2015年5月29日

衣・食・住

「衣食住」と言えば、人間が生活するのに必要な三大要素で、だから常に需要があるのでビジネスをする場合にもこの三分野のどれかを選択すれば、外れが少ないと言われているもの。その中でも、毎日必ず何回か発生する「食ビジネス」は、一番人気があって一番需要があって一番参入者が有り一番大変で一番競争が厳しい分野かも。で、ジャンクフードの聖地アメリカで、ナチュラルフードビジネスが急速に伸びているという記事

アメリカ人って、結構極端な人達で、凄く健康に関して興味を持ちながら、例えばその為に運動は熱心にするけれど、食べ物には無頓着だったり、その逆だったりとアンバランスな一面があります。その中で、ヘルシーということで上級社会から人気が出て、それが広く広まったのが"Washoku, Sushi"ブームで、そこから現在の日本食ブームに繋がっていると言って良いでしょうね。最近では、それに刺激されてか、より新鮮な素材、農薬などを使わない素材、さらにはカーボンオフセットとか、作り方とか背景までこだわる状態に。最近では日本でも少なくなってきているけれど、結構日本では当たり前に行われていることがアメリカでは「凄い」という幹事で受け取られているので、日本の農業もそう言う方向で進めれば、また違ったゴールが見えるかもしれない。

ただ、日本の場合そう言う付加価値商品を作る場合は、小規模の中に出来るだけ集約してコストと労働力を削減しようとしますが、アメリカの場合は消費量の違いもあって巨大なシステムで一気に作る、あるいは逆に野放しというか広大な敷地を利用して、歩留まりと書きにせずに大量生産していくような仕組みが可能だから、向こうが本機になるとなかなか日本の小規模農家では太刀打ちできないかも。アメリカ規模の大量生産は無理でも、何種類かの素材を効率よく生産するとか、あるいは受注生産もしくはリアルタイムの受発注に対応出来るような供給システムみたいなものと組み合わせて行くような工夫が日本国内では必要かも。日本国内だけで無く、土壌改良とか生産管理みたいな技術は海外へも輸出可能だから、そう言う国際機窯業の道もあるだろうし。

農薬に関しても、野菜などに散布して害虫を駆除するのでは無く、例えば誘引剤のような物で外注を野菜の生産違いの場所へ誘導して駆除するとか、そう言う別の形での「農薬」という物がこれから主流になるかも。ただ、だからといって100%完べきな野菜や食料素材を作ることは出来ない訳で、それはそれで自然の摂理なんだろうなと思います。あまりに無害な環境で育った子供は逆に環境耐性が無くなるように、ある程度の試練というかトラブルを経験しないと、健全物って人間でも野菜でも何でも育たないと思う。金属ですら、熱したり冷やしたりあるいは曲げたり叩いて強くなるわけですからね。

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