2011年12月24日

無責任感

中止を明言していた八ッ場ダム、結局二年間の混乱だけを残して建設継続が決まりました。その言い出しっぺの前原氏は、最初の頃は「絶対許されない」とか息巻いていたのに、何故か急に同意するといういつものグダグダっぷり。全く、選挙前はあれだけ偉そうに「マニフェスト」と言っていたくせに、結局何一つ守ることなくこの政党は終わりそうですね。

だいたい、ガソリンの暫定税率について、あれだけ以前は騒いで廃止と言っていたくせに、いざ政権を担当してみると「国民も理解してくれる」とか訳の分からないことを言って継続しているし。「値下げ隊」とか言っていたのは、どこのどいつだと。さらには、子ども手当にしても財源確保の保証もなく言いたいことだけ言って税金だけ上げるだけだし、高速無料化にしても「社会実験」とか言って、無料化とは違う話に変わっているし。

「マニフェストは国民との契約」と大見得を切っていた厚生労働大臣だって、結局年金の「ね」の字も実現しないうちに止めてしまって、これもどうなっているのか不明。しかも、年金だけに力を入れすぎていたのか、それ以外の厚生労働政策は進んでいるのか停滞しているのか。本当、今の政治を見ていると「無責任感」だけは人一倍強い感じがしますね。自民党も似たようなものだったけれど、少なくとも彼らには経験値があったから、何とか妥協できるところを探そうという姿勢が見られただけましです。とは言っても、次の選挙で民主党が衰退して自民党が復活すれば良くなるかというと、そういう期待感もないのは事実。困ったもんです...

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