新しい民主党の代表=新首相に決まった、野田氏。その様子を見ていて思ったんですが、「枝野さんに似ている(笑)」。次に思ったのが、「釣り竿と鯛を持たせて座らせれば、ヱビスビール...(以下自主規制)」。これまでの、ぼんぼん総理、だめかん総理に比べれば、それなり苦労しているし、まぁ庶民派の総理とは言えるんだろうけど、今の与党の問題は、ノーサイドといいながら、裏でズルズルと因縁恩讐が渦巻く魑魅魍魎の世界だということ。例によって、論功行賞だ小沢外しだとか、これから組閣が決まるまで、いや決まった後もぐだぐだが続くんでしょうね。
だいたい、党員でない人間がキングメーカーとして力を発揮するというのは、小沢氏の師匠でもある故田中角栄氏と同じ事ですよね。さらに、以前ほどの力はなくなったとは言え、取りあえず半数近くの党員を抱えてるから、むげに無視するわけにも行かない。
まずは被災地の復興と、日本の経済復興という、二つの「復興政策」を最優先で推し進めないといけない現在。復興増税をつい先日まで財務大臣として言っていたので、そのまま増税前提の政策が進められるのも困るけれど、今度は財務大臣よりも一段高いポジションになったわけだから、もう一つ考え方を練って、とるところからはとっても良いけれど、取らない部分についても真剣に考えて欲しいですよね。
ところで、今回も「ノーサイド」という言葉が使われたけれど、フィールドでの何十分間の試合と言う制限が存在するスポーツならともかく、国会以外の場所でも公私に利害関係が生まれる政治家に、そんな言葉は当てはまるんだろうか。まぁ、今回の5人の候補の中では一番まともそうな感じはする新首相だけど、まずは景気対策をちゃんとやって、被災地にも十分にお金が回り、それ以外の場所にも経済効果が生まれてくるような、そういう政策を党レベルとかじゃなくて全ての国会議員レベルで一致して勧めて欲しいですよね、本当。
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