2026年6月8日

暗黒未来

 選挙ドットコムちゃんねるでの、東京大学准教授・斎藤幸平氏と政治ジャーナリスト・今野忍氏との対談。ReHacQでは何度か一緒の回に出て、面白いというか興味深いやり取りを見ていますが、やはりこの斎藤氏の話は聞く価値がありますよね。

自分自身は、まぁ年代的にも保守的な世代だし、所謂左派・リベラルと呼ばれている人達の考え方や言動には殆ど賛成出来ないという考えだけれど、この斎藤氏の話はちゃんと聞けるし頭に入ってくるんですよね。何故だろうと考えてみて幾つか感じるのは、先ず相手の話を遮らずちゃんと相手の要点を掴んで、それに対して自分の考えや意見を自分なりの理由を付けて返すことが出来ることだと思います。多くの左派リベラルの人達は、先ず相手の話を聞かないし質問を投げかけられても自分達の主張を返すだけで「回答」と言うには程遠いことが多い。二つ目は、コンテンツの中で御本人も話していたけれど、ちゃんと現実を見て理解して、だからこそ現実の問題点や矛盾点を自分達の考え方手法で、どの様に解決するのか出来るのか説明できるところですよね。多くの場合「富裕層からお金を回して」とか「差別や不公平をなくして」とか言うけれど、いゃだからどの様にしてそう言う問題を解決するのか具体的な話に繋がることは殆ど無い気がします。

斎藤氏の話もちゃんと聞けば理解出来る部分賛成出来る部分もあるし、それでも反対する部分もあります。例えばトランプ大統領が、将来が不安だからああいう行動に出るという意見はなるほどだと思うし、そういう不安感が若い世代にも浸透してきているから社会主義とか左派的な考え方が今再び認識されるようになるというのは納得出来る話。一方で、中国の躍進と成長に関しては同意する部分も多いけれど、彼らの「計画経済」的考え方は良いとしても、それをその通りに実現するために強力な独裁体制だったり自然破壊の背景があったりという部分も大きいと思うんですよね。個人的な考え方として、本当の意味で社会主義や共産主義社会が成立するとしたら、私利私欲のない超越的な存在が居て、その存在が全ての社会システムを文字通り公平平等に采配出来るような仕組みが必要だと思っています。でも、それが人間ならば何処かで間違いや考え変更が生まれるし組織でも同様。結局は「人間」が関わる限りは、いつかは差別や階級みたいなものは生まれる。中国も同様だと思うけれど、「中国共産党」という絶対的な「超越存在」みたいなものを創り上げることで、国民を支配してそれ故に計画経済体制も進むんだろうなぁ。

やっぱりこの人の話や考え方をもう少し詳しく理解したいなと言う気持ちに最後になり、斎藤氏の代表的な著書を三冊Amazonで購入しました。Kindle版なのでiPhoneに落として、今日からの旅行の間にすこしずつでも読み進めたいと思います。

  • ゼロからの『資本論』(NHK出版新書)
  • 人新世の「資本論」増補新版(集英社学芸単行本)
  • 人新世の「黙示録」(集英社学芸単行本)
さて、いつまでに読み終わるのだろうか。

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