先日家電量販店のノジマが、日立の家電部門を買収する話で話題になりました。現在のブランド名はそのまま維持するとのことだけれど、今後はノジマが売りたい家電製品が市場に登場することもあるわけで、個人的に10年程前に予想していた話がどんどん現実化している。
最近のCMを見ていると、アイリスオーヤマの俳優の吉沢亮氏が登場する白物家電のCMが多く見られて、そんな中でも炊飯器とか洗濯機とか、毎日の生活に欠かせないところの商品が目立ちます。多くの場合、基本性能に限定してその分低価格で購入しやすい商品帯を目指しているのかなという印象。そのアイリスの炊飯器は、名だたる炊飯器メーカーがよく言う「おどり炊き(お米を炊飯器内で激しく対流させて美味しく炊き上げる)」は、実は無いと言う事を証明して結構話題になったもの。元々は別のメーカーから定年退職とか移籍してきた人達が、ある意味立ち上げた量販店の家電製品だけれど、今頃だと新規に入社して開発しているようなプロパーの人も多いんじゃ無いだろうか。
先日のノジマ・日立買収の話を聞いて改めて思うのが、これって量販店がある意味「自社ブランド商品(PB/Private Brand)」を持つのと同じ話だと思うんですよね。最初は製造メーカーに大量発注とパッケージング等でのコストダウン商品で対応してきたけれど、家電製品に関しては自社製造(製造委託はするとしても、少なくとも自社開発はする)するのは、OEM/ODMでは満たされない日本の顧客ニーズの厳しさ難しさみたいな物が大きいのかもしれない。商品群は違うけれど、自分も日本のお客様向けに似たような仕事をしてきたから、そういうジレンマみたいな物は理解出来る気がします。
全部の量販店がそういうビジネスを展開しているわけでは無いと思うけれど、最近ではリフォーム関係のビジネスを提供している量販店も多いから、こういう自社ブランドの家電製品(照明、空調、キッチン回り、リビング回り、etc...)も組み込んでトータルの提案が出来るのは、全体のバランスだけで無くコスト的にも有利になりそうな気がします。家電製品も昔(いつだよ...)は「三種の神器」と言われた頃もあったけれど、やはりそれだけ特別な存在であったことは事実。それがどんどん普及して一般化して、テレビのようにその立ち位置というか存在意義みたいな物が変化してくるよう時代になると、衣類や雑貨と同じ様な感覚の商品になるんでしょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿