2026年3月2日

SUKIYAKI and TOUCH

最近テレビをBGM代わりにつけていると、何故か結構な頻度で故坂本九さんが歌っていた「上を向いて歩こう」のカバー曲が耳に入ってきています。有名な曲だし、まぁ何処かの企業がCMに使っているんだろうと思ったんですが、よくよく聞いている曲は同じだけれどカバーの様子がちょっと違う場合もあります。最初に気がついたのは、Family Martで販売してい衣料品のCMで「Convenience Wear」というそのものズバリのネーミングの衣料品CM。坂本九さんの柔らかい声質と藏減るとちょっと渋い感じの声質の歌声で千葉雄喜さんという方が歌っているらしい。失礼ながら、今回初めて名前を知りました。

もう一つはSUNTORYの生ビール「はじまりの青」のCMで、こちらも少し太めの男性ボーカルの声だったので、最初は同じCMかと思ったんですが、こちらはロック調でイメージが違い「あれ?」と思ったら別のCM(=SUNTORY)だと気がついた次第。ボーカルは斉藤和義さんで、そう言えば聞いたことのある声だなぁと納得。しかもこちらには、私はまだ遭遇した事は無いけれど、CMに出演している河合優実さんのアカペラっぽいボージョンもあるらしい。

原曲がリリースされたのは1961年7月との事なので、自分はまだ赤ん坊の頃。でも、1963年には「SUKIYAKI」として全米チャート第1位になっていたりして、結構学校などでも歌唱指導で使われていたと思うので、初めて歌詞を覚えたのは多分小学生の頃だと思うんですよね。当時は歌詞の意味も余りわからなったけれど、結構この歌はその後もドラマだったりとか、降りにつけ取り上げられていたので、30歳位までは年に何度かは耳には行っていた気がする。その後も時々耳にしたけれど、今年になって一気にその頻度が上がり「懐かしいなぁ」と感じるとともに、「やっぱり良い曲だなぁ」と感じる所。

今週から始まるWBCでは、民放やNHKではなくNetflexが完全中継するという子で、そのCMで使われているのが、名作アニメ「タッチ」の楽曲で、でも歌っているのは岩崎良美さんじゃ無くて、B'zの稲葉浩志氏。曲調もB'zらしくビートの効いたロック調に変わっていて、これはこれで自分的には「たっちゃん目線の『タッチ』」みたいなイメージが沸いてきて、嫌いじゃ無い(笑)。このタッチももう40年前の曲なんですよね。しかも、アバンギャルディのダンスバージョンなんて言うのがあり、個人的に狂喜乱舞(笑)。でも何故か聞き終わると、ちょっと涙腺が緩くなっているのは、やっぱり歳のせいだなぁ。それが悲しいタッチ!

イラン攻撃

アメリカとイスラエルがイランに対して突然の攻撃を開始し、最高指導者のハメネイ師や軍関係者が死亡したと発表。イラン側もハメネイ師の死亡をその後公しており、イラン国内は混乱している様子。一報でイラン側も革命防衛隊が報復攻撃を始めており、イスラエルだけで無く周辺各国へもミサイル攻撃を行い、被害も出ている様子。そのために、中東にある日本から欧州やアフリカ方面への中継地点でもある、 UAEのドバイ国際空港、カタールのドーハ国際空港など閉鎖されて、空港内でも足止めされてそれ以外にもそれら国内で移動出来ない観光客やビジネスパーソンが多く居るらしい。そうだろなぁ。カタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空等、日本に乗り入れている各航空会社の運航も全休中で目処が立っていない様子。

私は欧州は勿論、中東方面へもまだ一度もフライトした経験が無く、多分これからも行くつもりは無いので詳細は分からないけれど、オイルマネーもあって航空会社だけで無く空港設備なんかも凄く豪華で大きいらしい。でも、今回の様な事態には事前準備なんてしようもないだろうし、いつまで続くかも不明だから何ともしようがない。ソ連のウクライナ侵攻もあって、そうで無くても欧州への移動が大変なときに、もう一つのバックアップルートとでも言うべき中東経由便も止まってしまうと、何ともしようが無いですよね。

関連したニュースを見ていて気がつきましたが、今回の突然の攻撃は47年前のパーレビ王朝崩壊からの歴史の流れなんですね。その頃は確か高校生くらいで、親米政権のパーレビ国王が内乱で国を追われて、宗教指導者のホメイニ氏が国を統べることなったけれど、当時はそれがどう言う意味かなんて全く分からないような状態。正直「中東というかあの辺りの考えは分からない(=理解しづらい)なぁ」というのが最近までの印象でした。新指導部がアメリカに協議打診を始めたというニュースもあるけれど、大平変更を狙うトランプ大統領が応じるだろうか。先に同じ様なことを実行したベネズエラの様には行かないと思うけれど。巻き添えを食らった形になる周辺国はどう対応するんだろうか。やはり反撃をして戦線が拡大するのか、そこは耐えて先ずは報復連鎖を収束させることを優先するのだろうか。

ネットには故安倍総理がイランに飛んで、ハメネイ師と直接会話をした時の様子の映像が流れているけれど、高市総理が同じ事は今は出来ないだろうしなぁ。まだ実績が無いですしね。多分高市総理がトランプ大統領と直接会見する最初のG7/西側先進国首脳になるのかな、18日から渡米すれば。変なことを言ってトランプ大統領の機嫌は損ねたく無いしかと言って国際法違反と思われる行為を認めることも拙い。また、トランプ大統領のことだけに今回の行動を理由に、例えば日本に東南アジアのパワーバランスを担うような事を要求されるかもしれないだろうし。そこで何らかの信頼を勝ち取れれば良いけれど、それって国内での批判との大きなトレードオフになることだけは確実な気がする。何とか18日までにはイラン側の態度も決まって、解決は無理としても小康状態になって対話モードになっていれば、まだ高市総理としてもいろいろ言い方言いようはあるんだろうけど、難しいかなぁあと二週間程度では。いずれにしても犠牲になるのは国民であるのだから、当事国にはまずは自制を強く求めたいですよね。

2026年3月1日

個と集団

ReHacQの政治系コンテンツから、中道改革連合政調会長の岡本三成氏の回。ゲストは東京大学の斎藤幸平氏と政治ジャーナリストの今野忍氏で、MCは高橋P。ReHacQの政治系コンテンツは結構面白かったり、興味深いものが多いんですが、今回のコンテンツはこれまで視聴した中でも1-2を争うくらい面白かったし考えさせられた回でした。

最初に謝ると、自分は出来るだけ好き嫌い有っても公平に見て考えようとは思っているけれど、どうしても偏ってしまうことが多いわけで、そう言う意味では「中道改革連合」という名前だけで、ちょっと(かなり?)ネガティブな印象を先ず持ってしまう。で今回初めて岡本三成氏の映像を見たんですが、改めて「そうだよなぁ、与党・野党関係無く、こう言う出来る政治家はいるんだよなぁ」と自分の浅学を反省しました。岡本氏の経歴などを見てみると、シティバンク、ゴールドマンサックスでトップの成績を収めた実力者で、なんでそこから政治家へ転身したのか、Wikiには911が切掛と書いてあるけれど不思議ですね。しかも、公明党からというのも。今回話方や話の内容を聞いていて、丁寧にわかりやすく話をしていて、こう言う人がもっと前面に出ていれば選挙の結果も違ったんじゃないかなと正直感じるほど。半年前までは政権与党に居て、財務副大臣まで務めたのも納得ですよね。

また、以前のコンテンツで初めて拝見してファンになった(笑)斎藤氏も、言葉は過激なんだけれど、言っている事は凄く現実的みたいな妙な納得感が感じられて、今回も凄く好印象を受けました。岡本氏が斎藤書の著書を誉めていたので、今度Kindleで購入してみようかなぁ。ただ、どうも「左翼的感覚」みたいなものが自分は苦手なので、映像で見る分には良いけれど言葉で頭に入ってくるのはちょっと苦痛かもしれない。前回も感じたけれど「リベラル」なんていう、迎合したような言葉では無く「左翼思想」みたいな直球でもっと自説を主張した方が、左翼系政治家は今よりも支持を得られるんじゃ無いだろうか。トランプ大統領の次は、社会主義者の大統領と言う話も、あながち冗談とも思えないし。私自身政治は勿論、こういう思想系社会科学系は全く素人だけれど、斎藤氏の言うことなら少なくとも最初から最後まで聞いてみようという気持ちになるし、多分その中でそれなりの部分は納得するような気がする。

3時間を越える長尺のコンテンツだったので、色々気になるところは多かったけれど、一つ誤解していたのが中道改革連合が選挙で主張していた「ジャパンファンド」の話。デフレからインフレに入っている現在では、現金のまま保有するのは目減りすることと同じなので、その分投資に回すべき。ただし、株式売買ではなくGPIF のようにオルカン(オールカントリー)投資をしてリスクを最少化しつつ原資には手をつけず、配当や国債クーポンを集める。年で3~5%位の利回りがあるので、例えば100兆円投資すれば、3~5兆円の余剰が期待出来る。国の余剰金としては500兆円位あるので、ここから原資を供出し運用は今のGPIFのスタッフが行うことで、GPIFと同じ程度の利回りが期待出来る、と言う説明で私でも理解出来ました(笑)。GPIFのお金は年金関係にしか利用出来ないので、それとは別のお財布を準備して、それをGPIFと同じ人達が運用すれば同じ位の利回りが期待出来るのは言われてみればなるほどというアイデアですよね。選挙戦では時間も無かったし、それ以外にも色々争点が出来てしまったので説明不足というか「説明できず」みたいな状態だったけれど、こういう機会を増やして言葉足らずだったところをもっと示して欲しいですよね。そういうところがちゃんと理解されれば、次の選挙ではかなり支持が戻りそうな気もします。それでも戻らなかったら、支持者層が駄目だという事かも。

片山節

ReHacQ「集まれ経済の森」から、片山さつき財務大臣に、元日経新聞記者の後藤達也氏がインタビューする回。中々貴重な内容だなぁと思いつつ視聴を始めたんですが、暫くして「????」という印象に。あくまで個人的印象ですが、後藤さんのツメが甘いというか、何か歯切れが悪いというか、もう少し言うと片山大臣の迫力に押されてタジタジしている印象。後半になると少しいつもの後藤氏の雰囲気が戻った気がしますが、ちょっと消化不良気味。また、パブコメの話が出たときに、収録日が2月19日と表示されて放映日が28日と間が飽きすぎている不思議も。

何となくその謎が解けたのが、こちらの「さつきチャンネル(片山大臣のチャンネル)」で、同録して別編集のコンテンツが放送されていたから。

こちらは片山大臣中心の編集だからか、後藤氏の不自然な雰囲気はそんなに感じないし、逆にReHacQのコンテンツではちょっと言葉足らず素っ気なく感じた片山大臣の発言もちゃんとしている気がします。この辺り、多分映像は複数で撮影しているけれど、音声は一つだからかなり切り貼りしてるんでしょうね。そうであれば、ReHacQで感じた違和感にも納得出来るし、収録から公開までここまで時間が掛かったのも、編集でかなり苦労したのかなという気もします。

いろいろ興味深い内容の両方のコンテンツだけれど、自分的にはReHacQ版の後半で出てきた積極投資関連の話。個人的印象だけれど、1980年代日本の企業が世界を席巻したり、SONYのWALKMANみたいな社会文化を変革するような製品が登場出来たのは、企業が経費や予算を潤沢にというかジャブジャブ使えるだけの余裕というか、ある意味イケイケドンドンの雰囲気が普通だったからだと思うんですよね。だから言い方は悪いけれどエンジニアが片手間に趣味で作ったものが「面白い」となれば製品まで昇華して、冗談で出してみたらヒットしてしまう、みたいな事があるけれど、実はその背景ではサンプルにもならないような失敗作が死屍累々の轍を作っていて、それが出来たのは良くも悪くも余裕があったから。だから今政府がドブに1兆円捨てるつもりで、1万人のVC/エンジニア/起業家に1億円ずつ配って新規ビジネス創生させてみたら、そのうち2つでも3つでもものになれば成功じゃないだろうか。「千三つ」どころか「万三つ」だけれど、政府が投資するなら「元が取れる」事ばかり考えるのでは無く、「金星を一つでも発掘する」ことを良しとする「投資」も考えて欲しいなと感じましたね。