2025年9月12日

ThinkCentre M720t 再生計画 (4) - 代替機購入

何とか最小限の修理で復元しようとして失敗した、ThinkCentre M720t再生計画。これもないかの啓示だろうと諦めて、新しいデスクトップ機の品定めを暫くしていました。前回の購入から8年位経過しているので、まぁCPUにしてもベーステクノロジーにしても数世代以上変わっているし、一番悩んだのがデスクトップ機にも小型化の波が訪れていて、今使っているMini-Towerの筐体は希少種になっていること。主流はSlimと呼ばれる、薄型で縦置き横置きどちらも可能なもの。さらにはTinyという、モニターの裏にも装着できるくらいの、言ってみればノートブックパソコンのLCDとバッテリーを除いたような小型の筐体。

今使用していM720tで継承したい事が二つあり、一つは内蔵3.5" HDDを二つ使用したいということと、二つ目はUSB接続のデバイス(外付けBlu-ray, NAS, HDDマウンター等)が結構接続しているので、背面にUSB 3.0 Type-Aのポートを増設したいということ。前者の場合では、ですから3.5" HDDが2台入るベイとSATAのポート(+電源)が必要ですし、後者の場合は内蔵されているUSBポートにも寄りますが、今はPCIのUSBカードを増設しているのでそれが可能なことが必要。で、Slim/Tiny系だとまずHDD特に3.5" HDDが入らない。また、Slim系だとPCIスロット内蔵のものも有りますが、だいたいの場合はそこに外付けのVideo Cardが増設されていて、それ以外のAdapter Cardの増設は出来ないものが殆ど。しかも最近のデスクトップは、ストレージ増設でもHDD前提ではなく、SSD (M.2)で増設するんですね。唯一見つけたのは、サイズはMini-Tower何だけれど、3.5" HDD増設は1台可能で、それ以外はSSDを一つ増設可能というもの。

現在の3.5" HDDは、どちらも4TBのもので、ここには仕事や趣味の写真データ等色々蓄積されています。で、単に保存のために使用しているなら外付けのUSBでも我慢できるんですが、編集だったり色々な作業だったりで毎日アクセスしてファイルの読み書きをしているので、アクセス速度が重要。SATA (最大6Gbps)とUSB (3.1 Gen1/5Gbps, Gen2/10Gbps) は、規格ではほぼ同等のスピードが出ますが、実際に体感するとUSBの場合、USBのHost ControllerとUSBデバイスとかその途中のUSBケーブルとの相性で随分スピードが変わるというのが自分の経験値。更にコピーするファイルが、数GB数十GBのものから、数MBのファイルを何千個という場合も有り、後者の場合USBだと結構ばらつきが生まれます。体感的には、SATA接続HDDのスピードを1とすると、外付けUSBの場合は0.5~0.6位かなぁと言う感じ。だから3.5" HDD 2台内蔵出来るものが希望でしたが、中々見つかりません。どうしてもWorkstationクラスの大きな筐体のもので、それは大きさもそうだけれどお値段的にもちょっとNG。


そんな時に、別の目的でAmazonにアクセスしたら、以前一度検索に引っかかった「ThinkCentre M720t」の再整備品がレコメンドで表示されてきました。MTM(Machine-Type/Model)は同じなので、同系列の製品ですからシステム内容に問題無いのですが、Vide Adapterがどうも別製品から流用していると思われるnVidia P400 2GBが刺さっています。Windows 11でMS-Office2019利用可能で、何故かWi-Fi/Bluetoothも付いていて、メモリーも32GB実装されています。HDD類は無くて、起動用として512GBのSSDが設定されているようです。価格が、以前よりはちょっと下がっていて4万円台前半で購入出来、しかも1時間30分以内の注文だと翌日配送可能と表示されます。で、衝動的にポチッとしてしまいました(笑)。

ビックリしたのは、注文確定して10分もしないうちに「発送完了」のメールが飛んできたこと。余りに早くて「パチモン掴まされた?」と、ちょっと心配になりましたが、翌日朝一でAmazonの配送担当者の方が配達してくれて、無事に手元に届きました。取りあえず電源コードを接続して、電源が入ることだけ確認。新旧2台のM720tを並べて、上(旧M720t)から下(新M720t)へと、内部部品の移植を始めることにします。(続く...)

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