Honolulu発中部国際空港行きのJAL機機長が前日飲酒をして、それを誤魔化そうとしたけれど失敗して、当該機も含めてJAL 3機のフライトに最大で18時間もの遅延が発生したトラブル。当該機長が前日にビール3本飲酒して、約24時間後の搭乗日にもアルコールが残っていたため、最後は自白したような形で飲酒が発覚。搭乗予定機のパイロットは、その後の羽田行きのパイロットが代替して2時間遅れでそれでも出発出来たけれど、その羽田行きのパイロットは日本から送り込まないといけないから、後続のHNL行きでデッドヘッドで来ないといけない。 その為、羽田行きは18時間の遅延となり、その後のフライトも玉突きで同様に18時間の遅延という非常に迷惑な話に。
今回の報道を聞いてちょっとビックリしたのは、ここ最近JALでは飲酒絡みのトラブルが結構発生していて、ちょっと昔の認識のJALだと考えられない気がしていること。今は、Honoluluとか海外へのフライトだと、到着便のクルーは現地で1日宿泊して、翌日の折返し便のクルーになるのが普通で、ですから現地での飲酒も厳しく制限されているはず。昔の古きよき時代だと、現地で2日とか3泊滞在してからの戻りなんて言うのが、ある意味普通だったから、フライト到着日の夕食では結構飲酒して、前日はアルコール抜きに専念して当日のフライトに備える、と言うパターンが普通じゃ無かったかな。海外旅行を取り扱うような番組で、クルーの現地滞在の様子を扱うような内容でも、現地でワインで乾杯なんていうシーンが、昔はありましたからね。
JALさんが話題になっているけれど、ANAは大丈夫だろうか。簡単に検索してみると、2020年頃まではANAも結構やらかしていて問題になっていたけれど、その後はその対策が功を奏したのか特にそういう状況は見つかりませんでした。逆に、ANAの問題が沈静化したと思われる後にJALやグループ会社で何度も発生していて、何か「飲酒問題」がANAからJALへ感染移動したように感じる位です。この頃はコロナ禍の最盛期で、多くのフライトが運航停止になったり人員整理があったりした時期だから、コロナ禍が沈静化してから復帰、あるいは新規・再雇用したパイロットやクルーの選定基準に問題があったのだろうか。
パイロットだけでなく、電車、バス、タクシーの運転手さんだって同様。昔私の友人のお父さんが観光バスのドライバーで、うちでちょっとした集まりを開催したときに「明日乗務予定があるのでアルコールはダメ」と言っていて、大変だなぁと子供頃に感じたものです。ふと思ったのが、タクシーの運転手さんでも、会社に所属している運転手ならば、その日の勤務開始の前に会社でアルコール検査とか出来るだろうけど、個人タクシーとかだと自主検査ですよね。さらに、ライドシェアのドライバーなんてどうなるんだろうか。海外で何度も利用したことはあるけれど、殆どのドライバーはそんな感じは無かったけれど、それでも偶に「大丈夫かなぁ」という雰囲気の人は居たことも事実。そのうちに、そういう他人の命を預かるような職務に関しては、スマートウォッチみたいなデバイス装着が必須になり、そのデバイスで常に血中のアルコール濃度とか数値をモニターして合格しないと仕事が始められないみたいなルールが生まれてきそう。
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