2022年6月23日

ANAアプリに集約

 ANAが提供している自社アプリを拡張して、空席待ち処理をスマホで出来るようにしたという記事。コスト削減や効率化、さらには個々のニーズの多様化等、色々理由はあると思うのだけれど、個人的にはワンストップで必要な手続きや処理が出来るようになる事は嬉しい。一方で、これまで便利に利用してきた非接触搭乗確認「Skip」が廃止されるのは一寸残念。スマホのANAアプリで発見されたチケットのQRコードを表示して、それを搭乗券としてゲートだけで無く、保安検査場などでも利用して、現在印刷されて渡される、黄色の保安検査証やゲートで印刷されるピンクの搭乗案内等も無くなるとのこと。 

そう言う話は事前に流されていたので、今回驚きは無いのだけれど、やはり慣れたサービスが無くなるのは不便。実際、今後の事も考えて、この時にはQRコードでの搭乗手続きをして、こちらではSkipに戻して利用してみましたが、Skipの場合は「自動チェックイン(※Skipと共に廃止)」されているので、本当にその場所に行ってタッチするだけ。それが今後は、スマホアプリからチェックインをして搭乗券のQRコードを取得し、それを保安検査場通過や搭乗ゲートでは表示してスキャンしないといけません。iPhone (iOS)だとApple Payに搭乗券を登録出来るから、それなりに簡単に呼び出し出来ますが、それでもSkipと比較すると一手間二手間必要なわけで、利便性という意味ではやっぱり不便。ただ、UA何かは昔からこうだし、ANA便でも海外ではSkipは使えないわけで、それならば国内線・国際線共通の手続き・手順の方が戸惑いは無くて良いかも。

一方で、これまでSkipの利便性はあったけれど、通過の度に増えて行く「紙物」の処理は面倒だったわけで、それが無くなるのは良いこと。元々ゲート通過時の搭乗案内だけだったのが、保安検査場の検査なし通過のトラブルがあり、それで保安検査場で黄色の通過証を印刷して通過確認するようになった物で、その対策は大丈夫なんだろうか。これまでSkipだと、自分の搭乗情報を確認するにはスマホの中の予約記録を確認するしかなかったけれど、今後はQRコードが印刷された搭乗券が、実際に印刷してかスマホの中か、いずれかに存在するから、それで確認することになるんでしょうね。時々ゲート通過の時にエラーになって、保安検査場通過時の搭乗券が何処かに言ってしまったみたいな光景を見ることがありますが、あれが無くなるのだろうか。スマホを問題無く利用出来る人なら利便性が高まるけれど、スマホ操作に不慣れな人はまごつくことになるかも。自動チェックイン機も2023年度に廃止して、一年くらいの間に撤去するらしいけれど、となるとスマホに不慣れな人は今後は有人チェックインカウンターを利用するしか無くなるんですかね。KIOSKを撤去したところにも有人カウンターを増設する等して対応するのかな。預け入れ荷物が有る場合も、今はセルフが普通になりつつあるけれど、どんどん機械化されていくことが良いのか悪いのか。

まだまだ助走段階だけれど、今月末から来月に掛けて運休していた路線が戻ってきたり、減便していた路線が段々と元に戻しつつあります。UAも、成田発だけで無く中部と福岡のグアム便を8月から再開する様ですが、となると9月とか10月位には、かなり足(翼?)の確保という意味では楽になりそうですね。後は、その時までに日本入国条件が今以上に緩和されることを祈るばかり。2年振りの「海外渡航」再開の飛び先は、さて何処になるのだろうか。本命グアム、対抗馬シンガポール、次点ハワイ、大穴北米本土の何処か、か? (笑) コロナ禍で航空需要も海外渡航も全く違う世界に変わってしまったけれど、やっと戻ってくる糸口が見えてきた感じですね。

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