2021年3月27日

互換性が譲れない部分


PCWatch、山田祥平氏のコラムから、当たり前になりつつあるChromebookの世界観について。 私も昨年Chromebookを購入して、新しい気付きなども有り、以前持っていたChromebookに対しての偏見というか誤解を訂正したんですが、実はここ一月ほどは余り出番がありませんでした。外に出る機会はそれなりにあったんですが、仕事絡みで会った事もあり、オフィスマシンのThinkPad X13 Gen1持参ででていましたから、Chromebook "Duet"君は、自宅でお留守番。自宅では、もっぱらKindle Readerとして本体のみ活躍する一ヶ月でした。

そんな中、一昨日一寸外出した時に、オフィスマシンを持参するほどでも無く、でも一寸仕事のメールチェックはiPhone8のOutlookアプリではなく、もう少しちゃんとした状態で準備したいという事もあり、一月振りにDuet君持参で外出。出先から、メールチェックや返信等軽く作業をしたんですが、そこで感じたのが山田氏が最後に書いているキーバインドの問題(課題?)。Duet君のキーアサインやIMEがWindows PCと異なる事に関しては、以前も不満として上げているんですが、頻繁に使っている間は何となく体の方も慣れているので、それなりに自然に対応出来ます。所が今回、久しぶりにChromebookのキーボードを使ってみたところ、その「慣れ」が薄れてしまい戸惑いが多発。一番顕著なのは、変形配列されているキーボード右側の部分へのアクセスで、ミスタイプが頻発します。自宅でも、デスクトップ機は標準ピッチのキーボードで、その横に並べて使用して居るX13 Gen1は右側端が少し変形気味の配置。そしてDuet君は、その右端部分がさらに変形(圧縮)されていて、しかも頻繁に使う"Delete"キーなどが省略されていたりするから、もう大変です。

それと、これは自分固有の問題なんですが、ポインティングデバイスとして、デスクトップ機のキーボードでもオフィスマシンのキーボードでも、TrackPointを使用して居るので、それが無いDuet君での入力作業は、正直苦痛です。つい、両手の人差し指がキーボードのG/Hキーの当たりをウロウロしてしう(笑)。そのキーボード部分ですが、コラムでも書かれているように磁石で本体とくっついて、その時に両方のボゴピンが接触してキー入力の信号が本体に送られたり、本体からキーボードへ電力供給されるようになります。この接触部分が、時々甘いというか少し連れる事があって、見た目は合体しているのにキー入力出来ない状態になることがあります。よく見ると、磁石での接触部分に微妙な筋というか割れ目みたいなものが見えるときにそうなっていて、どうも変な状態でくっつくと、ボゴピンの接触不良を起こすみたい。一度外して、もう一度合体させると解決しますが、磁石が強力なので近づいていくと、「ビュン!」と急にはまるのでその時にはちゃんと接触しているのかどうかよく分からない。コネクターのように、両方の端子を合わせて「ガチャッ!」と填め込む方式なら接触不良は起きにくいのだろうけど、そうするとデタッチャブルキーボードの利便性が失われますし。悩ましいところですね。

さらに言えば、以前も指摘していますが、クラムシェルモード(PCみたいな使い方の時)と、キーボードを外したタブレットモードで、動作モードが変わるのも何とかして欲しいですよね。少なくとも、タブレットモードになったときにも、クラムシェルモードでの動作と同じ挙動にする、みたいな設定が欲しい。クラムシェルモードの時には、ウィンドウがタイル表示されていたのが、タブレットモードになるといきなり全画面になり、アプリの切替方法が変わってしまうのは煩わしい。そういう使い方をしたいときも勿論あるんですが、クラムシェルモードの使用感を維持したいときもあるわけで、その選択肢は残して欲しいなぁ。それだけでも、自分のようにPCから貼ってきた人間には、親和性が増すと思うのだけれど。IMEもそうだし、そう言うアプリの挙動など、ChromeOSとWindows OSの違いは理解するんですが、だからこそ一定の互換性を提供することで、Chromebookへの移行も進むと思うのですが。Androidの発展系という履歴も分かるけれど、Android OSからChrome OSと変わったのだから、その方向性は少し変化しても怒られないと思うんですよね。それって、ユーザーにとって重要な要素だと思う。

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