2015年3月14日

足ドン

昨日は仕事で都内を移動していたんですが、その時に「をぃをぃ」という状況に二回も遭遇。

一回目は、京浜東北線の車内で。座ってうつらうつらしていたら、突然「ドン!!!」という鈍い音が。砲丸の球を床に落としたような音。それで目が覚めて、何か重い物でも落としたのだろうかと思ったんですが、その時はその一回だけ。で、暫くして電車が確か浜松町に停車しようとしたら、再び「ドン!!!」、で暫く間を置いて今度は続けて「ドン!!!、ドン!!!、ドン!!!」という音。私はドア際の席に座っていて、横の仕切りのところに女性が立っていたんですが、その女性が音と共に体をずらして分かったのが、20代後半から30代前半と思われる男性が、ドアに蹴りを入れているんですね。最初は酔っ払いかと思ったら、そう言う様子でも無く、しかも身なりもキャメル色のトレンチコートを着たサラリーマン風の様子。確かスーツもその下に着ていたような。で、目に涙をためて、再び今度は手でまだ閉まっているドアを思いっきり点くと、再び足でドアの下に蹴りを入れて「ドン!!!」。当然、回りに居た他の乗客は皆さん引いて距離を開けます。で、ドアが開いたらその男性氏は降りていったけれど、一体何があったんだろうか。まるで、10年来付き合った彼女から突然別れのメールが来たりとか、会社から突然解雇通知が来たりとか、身内に突然不幸が発生したりとか、大金を無くしたとか、仕事の予定を間違えていてお客様からキツいおしかりを受けたとか、そう言うことが全て一度に降りかかってきたらああなるかなと言う雰囲気。しかしいけませんねぇ、理由はどうあれ電車の中でああいう態度を取るのは。

で、その後再び仕事で移動して、今度は日暮里駅の京急のホームで電車を待っていたとき。再び後で「ドン!!!」という、今度は少し高めの音がします。振り返ると、今度もやっぱり黒いトレンチコートを羽織った30代後半くらいのサラリーマン風の男性が、手にタブレットを保ってその画面を見ながら、ホームに設置されている消火施設の扉に蹴りを入れたみたい。続くようなら場所を移動しようかと思ったんですが、その男性氏は一回蹴りを入れると凄く厳しい顔をしながらタブレット画面を眺めて移動していったので、何か仕事のトラブルなんでしょうか。しかし、二回も同じような場面に遭遇するとは、この日は災難です。

「壁ドン」というのが流行ったけれど、「足ドン」に会うとは、しかも二回も続けてとは、一寸疲れる一日でした。

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