鈴木康友静岡県知事が、JR東海によるリニア新幹線静岡工区の着工を容認する意向を、県議会で表明したというニュース。午後には、関係市町村の首長、JR東海社長、さらには山梨県知事、愛知県知事などからも関係のコメントが出されたけれど、やっと問題解決して多くの静岡県民も「やれやれ」という印象では無いだろうか。
まぁ、日本の「30年のデフレ」よりは短いけれど、それでも10年も空転していたことは大きいですよね。鈴木知事も川勝前知事に対してのコメントでは、まぁ大人の対応を示して、水資源や南アルプスの環境保存に関しては問題提起したことを好意的なコメントしていました。でも、問題提起は良いけれど解決するために自らも努力したならば評価するけれど、自分はどんどんゴールポストを動かして「解決」ではなく「混乱」あるいは「遅延」をしていたようにしか、私は感じられない。自らの舌禍で辞任したけれど、あれが無ければまだ混迷状態が続いていたでしょうね。
JR東海と県知事は、来週17日に会見をして、そこで正式にJR東海の静岡工区工事が再開されることになるんだろうけど、10年の停滞は大きいしその間に資材コストも高騰。かなりの計画変更が要求されることは確かで、2030年代の品川-名古屋開通が今言われているけれど、それも怪しい気がする。JR東海としても、一日も早く先ずは名古屋までの開通を目指したいだろうけど、残っているのが最難関のトンネル工事では急いで事故が起きてはさらに困るしなぁ。また、水資源に関しては、今山梨県側に流している水を万一の場合には静岡県側へ戻すことで、有る程度の対応は可能だけれど、どういう形で地下水系が変わるかも予想できないし、まだまだ前途多難な状態ですよね。
それでも、これで東海道新幹線のバックアップが出来ることになり、北陸新幹線のルートも含めれば、関東と中京圏・関西圏が三重の高速交通で結ばれる意義は大きい。北陸新幹線も、最後の新大阪までのルートが定まらず、もしかしたらリニア新幹線の方が早く名古屋まで行ってしまうかもしれないけれど、名古屋まで開通できれば、名古屋-大阪間は、JRだけでなく近鉄も走っているし、かなり冗長度は高い気がします。名古屋-東京間が、今は東海道新幹線だけですし、JR東海道本線も新幹線と並行している部分が多くて、万一の場合は両方ダメージを受ける可能性も高いだろうし。いずれにしても、自分が生きている間にリニア新幹線には乗車できるように、JR東海、静岡県、国交省には頑張ってほしい。
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