2026年6月16日

ご都合主義

撤回したものの、自衛隊隊員に対しての差別的発言で問題となった、立憲民主党の古賀ちかげ参議院議員。私が子供の頃にはよく聞いた話ではあるけれど、 阪神淡路大震災や東日本大震災は勿論、熊本の地震や豪雨等の地域の大規模自然災害や最近では多発した山火事への対応など、近年の自衛隊に対しての印象は大きく変わっています。沸騰ワード10のカズレーザーの自衛隊愛シリーズでの自衛隊を志望した動機でも、そういう災害救助や国際派遣されている現場の様子を見て志望したという隊員が多く登場しています。

この議員がこんな発言をした背景は、この女性自身の記事に詳しく書かれていますが、自衛隊が作成配布した「丸わかり!日本の防衛~初めての防衛白書2024」の内容に不満があったらしい。その中でロシアのウクライナ侵攻に関して、

ウクライナ側から見る、ロシア側から見る。双方の意見を平等に伝えて、戦争に苦しんでいる人々に思いを馳せて、平和の大切さっていうことをやっている。それが、政治的中立だと私は思っています。

 と最もらしいことを言っている。でもこの人は日本教職員組合選出の議員だという事を考えると、「えっ? それを言うの?」という疑問が沸いてきます。何故なら、辺野古沖転覆事故やその前のトラック衝突事故に関して政治の教育への介入と批判していたり、名古屋大学での自衛隊の災害派遣に関しての展示を脅迫めいた発言で中止に追い込んだのも、彼女のお仲間達じゃ無かったかな。名古屋大学の件でも、展示内容が自衛隊の戦闘行為を隠していて片務的な内容で怪しからん、みたいな理由だったと思うけれど、じゃあ彼ら達は実際に自衛隊が災害派遣や救助作業をしているときにも「こういう行為は、本来の戦闘行動を隠す行為だ」と批判しているんだろうか。都合の良いときに都合のよう部分だけを取り上げて批判しているだけだと思う。

だから辺野古沖転覆事故に対しての文科省の対応に対しては「政治的中立」という理由を持ち出してきて「現場が萎縮する」と言っているけれど、それなら沖縄の米軍基地の現状に対して、自分達だけの意見じゃ無くてそれとは反対側の意見が存在していることもちゃんと伝えるべきでは。それが出来ていないのに、こういう時には「中立性」を持ち出してくるダブルスタンダードが毎回繰り返されるわけですよね。更に、組織に対しての批判であれば、まぁまだ一つの意見主張として聴くことは出来るけれど、根拠もないのに「貧しい子供が~」等と職業差別の発言を公の場所で言ってしまうのは、常日頃からそういう意識を持っていることの証拠。そのくせ自身が教育者として生徒の進路などを見ていたときには、自衛隊へ進んだ子供のことを誉める投稿などもしていたのは、どういう神経なんだろうか。多分その時には、色々な事情の中から自衛隊という「居場所」を見つけた教え子に対して真面目な気持ちだったと思うけれど、その後何か拗らせてこう言う差別的な発言を普通に発するような考えに変わったんでしょうね。

「ロシアの苦しみも表現しろ」と言うけれど、ロシアが苦しんでいるのは自らが攻め込んだウクライナが予想外に抵抗をしていて、最近ではその力がロシアを上まわるくらいになってきているからな訳で、そもそもロシアのウクライナ侵攻に関しては「両論併記」という考え方自体が成り立たないロシアの一方的な話なのでは。もしそれを言うのであれば、日本の太平洋戦争突入の背景にしても、単に当時の日本政府や群舞が悪いという話しだけで無く、世界的な状況や背景、欧米列強からの圧力など今省みるべき話だって多いはず。でもそういう話をすると彼らは反発するわけで、そう言うダブルスタンダードが党勢を衰退させている最大の原因だと思う。結局は「中立性」とか「配慮」とか言っているけれど、目的は自分達への利益誘導だけじゃ無いかという印象しか残らないんですよね。中立性と言いつつ自衛隊の行動を縛りたいのか、配慮と言いつつ相手の迷惑な部分も我慢しろと言いたいのか、そんな考え方が自分には浮かんでしまうのは、まぁ自分も偏った理解・考え方があるからだとは思う。でも、それは誰でもおおかれ少なかれそういう部分あるから、冷静に互いに話し合いをするべきだと思うけどなぁ。それすら許さないのが彼らの立場だから、今どんどん支持を失っているんだと思う。

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