アメリカ人でも日本居住経験があると、話をしなくても日本人を見分けられる。これ面白いですねえ。われわれは顔立ちで韓国人や中国人をなんとなく見分けられることが多いけど、欧州人は全然わからないのと同じ。前にベルギー人に「どこの国に見える?」と聴かれて「フランス?」と答えたらムッとされた…
— 佐々木俊尚@新著「人生を救う 名もなき料理」3/11発売! (@sasakitoshinao) May 10, 2026
佐々木俊尚氏の引用から、アメリカの片田舎でも在日経験のある元軍関係者に「日本人」と看破された話。多くの欧米人から見ると、日本人どころか中国人、韓国人、あるいは東南アジアの人達は「アジア人」という一括りで認識されているもの。その中でも中国系の人達は一番多く世界中に散らばっているので、欧米でアジア系の人間を見ると「Chines?」と先ず言われるのはそれが理由だと個人的には思っています。同様に韓国系の人達も世界に散らばっているけれど、こちらは人数的には多分中華系の何十分の一くらいなので、そこまでは行っていない。でも、さらに少ない日本人と比較すると「中国人>>>>韓国人>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>日本人」くらいの感じじゃ無いだろうか。
もう30年位前の仕事の話ですが、当時はパソコンに入れる(インストールする)アプリケーションの日本語化(正確には日本語以外の中国語、韓国語等に対応させる「DBCS(Double-Byte Character Set) Enabling」 という仕事をしていたので、海外のISVと会話しながら、日本語以外の言語対応作業をそれぞれ現地の担当者と会話して、中国語Windows(簡体語版、繁体語版)、韓国語Windowsに入れるアプリの開発やテストをしていました。基本リモートで進捗管理なんかをしていましたが、時々は向こうが日本の開発拠点に出張してきて仕事をしたりしていました。でも当時は中国からの渡航者手続きが厳しくて、中国本土からの出張者の代わりに、台湾とか香港からのエンジニアが主に来ていた時代でしたね。代わりにこちらが中国に行くことは何度かあったけれど。で、当時は、韓国人は当然として、同じ「中国系」であっても、まず台湾の人と中国本土の人は全く違う人種みたいな感じで、雰囲気が明確に違っていました。同じ「中華人民共和国」であっても、本土の人と香港の人は当時はまだ明確に違っていて、雰囲気は台湾の人に近いけれどまだ英国領だったこともあり、西洋風の印象は台湾の人よりも強い感じでした。マカオの人とは殆ど会ったことは無いけれど、多分また違う雰囲気があるんでしょうね。また本土の人でも、当時都市開発が進んでいた北京、上海の人と、内陸部の人とはまた雰囲気も言葉の印象も違うし、当時の中国国内開発製造拠点の深圳の人は、香港とも沿岸部の人とも違う雰囲気が合って、同じ「中国人」であっても何となく判断出来た時代でした。
それがここ10年位かなぁ、「中国国内の人」の区別はかなり難しくなりましたね。やはり人の移動や情報の平準化が進んでいるからか、以前ほどの違いが無くなったように感じます。特に香港の人は、以前は別の国の人かと思うくらい違いを感じたけれど、最近では北京とか上海とか沿岸部の大都市の人と区別が付かないくらい。あと、台湾の人も昔の印象とちょっと変わってきていて、良く「親日」と言われるけれど昔よりは日本風の雰囲気を感じるようになってきた気がします。昔も、台湾へ行ってぽーっと街中の様子とか見ていると、無意識に日本の何処かに居るような雰囲気印象を受けたものですが、最近では人レベルでそれに近い印象を感じます。日本人だから逆に差を感じなくなってきているのかな、海外から日本の中の様子を俯瞰的に見て体験してきた人だと、そこに「日本人風」の印象が加わって、それは我々では感じないような大きな違いとしてかれらには認識されるのかも。
昔アメリカに出張していたときに、とある週末に向こうのエンジニアやマネージャ達と食事をしていて、アルコールも入っていたので仕事以外の話も色々したんですが、その時に日本にもよく来るけれど、当時台湾メーカーの提携工場が中国の深圳や上海にもあったので、中国へもよく出張しているエンジニアがいました。で、何となく話の流れで中国の印象みたいな話題になり、何となく彼が言いにくそうな感じになったので私から一言。「実はこれは大っぴらには言えないが、日本人は中国人と180度異なると思っている。考え方も振る舞いも、完全に日本人と中国人は異なるので、彼らが日本に来ると直ぐに分かる。台湾の人も違いがあるけれど、中国本土の人ほど違いは無いので、台湾の人には好印象が強い。」と言ったんですよね。そしたらそのエンジニア氏、一瞬で破顔した顔つきになり、「本当か? 日本人もそう思っているのか? 」と何度も聞いてきて互いに笑ったことがありました。現在では当時ほどの違いは無いかもしれないけれど、当時は180度の違いが今はそれでも150度位かなぁ。少なくともアメリカに行くと、中華系の存在感は大きく、そのバイタリティは日本人に欠けているものでそこは見習う必要が有るかなと毎回感じます。そこで見分けられている部分も大きい気がします。
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