2026年4月12日

民間投資と政府投資

毎週金曜日夜に公開される、ReHacQのビジネスコンテンツの回。いつもの(時々は変わるけれど-笑)、MC森本智子氏にコメンテーターは永濱利廣氏と、ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎氏。斎藤氏は何度かReHacQに出演されている様子でしたが、私は初めて拝見した方。内容的には、イラン侵攻による不安定な経済指数を元に今後の動向を予測するような話でしたが、現在進行中のアメリカ-イランの会談結果が出て勝本のようなホルムズ海峡通過が出来るようにならないと、中々今年の経済も厳しいかもしれない。

話の中で面白いなと言う感じたのが、斎藤氏による「民間投資と政府投資」に関して。斎藤氏の意見に寄れば、先端技術・有望技術投資は民間がやるべきで、その理由は多数の民間投資が集中してそのビジネスが確立したとき、成功した企業は残りそのビジネスを進めれば良く、負けた企業は倒産して消えるから、健全な競争結果が残る、と言うような論理はちょっと衝撃でした。確かにそれは正しいけれど、そういう体力勝負のスキームって日本では中々厳しいかも。で、政府投資を入れてしまうと、結局その結果が成功していなくてもダラダラと投資をするから駄目という話は、確かにそうですね。過去政府の肝いりで予算を付けて取り組んで、成功したも乗ってあるだろうか。

政府投資では無いけれど、国家プロジェクトとして成功した一例は新幹線かな。東京-名古屋-大阪を結ぶ大動脈が、その後は西は福岡-鹿児島まで延長し、東も仙台から函館まで届き、さらに北側にも新潟や金沢とさらに延長している。ビジネス需要としては、東京-大阪がメインで、その他の路線は観光需要も旺盛なので成り立っているとは思うけれど、やはり日本くらいの面積の国土で、かつ東西に細長い地域を大量輸送する手段としては、ある意味ベストな解決策と言えるかも。その国家プロジェクトは、今はJR東海のドル箱になっていて、さらにリニア新幹線も進められているけれど、もともとは国鉄時代の計画だったし、初期には国家プロジェクトみたいなモノだったし、そう言う「切掛(Bring-up)」は政府が投資し、そこから離陸するところで民間に上手くパス出来るようなスキームが理想ですよね。

アメリカで言えばNASAなんかも、当初は国家プロジェクトだったけれど、それでも支えきれなくなって無理くり民間に開放したら、イーロンマスクという「奇人」が苦労しながらも初志貫徹して一代ビジネス&技術革新までこぎ着けたわけで、ああいう成功例は中々日本では難しいかも。自分なりの経験や知識から言えるのは、アメリカの場合はそういう挑戦を良しとするし、失敗してもやり直しできる環境があるから、何千何万回の中から大当たりが生まれてくるし、それがグローバルも支配するような企業が生まれるんでしょうね。日本の場合は、兎に角「失敗しない」事が最重要で、そうなると慎重になる余りに挑戦的な事はしなくなるし、一度失敗するともう再挑戦は許されないような雰囲気がありました。最近は少しそういう雰囲気も緩んだ気はするけれど、まだまだアメリカの1/10、1/100にも足りていないと思う。そう言う意味では無茶苦茶なところもあるけれど、ピラニアのようにお金儲けにナルトナルト集まり淘汰されていく中国のやり方は、無駄も多いけれど成長スピードは驚異的に加速されるのは自然の進化みたいなもの。日本もそう言う、ある意味ハングリー精神とチャレンジ精神がもっと許される世界にならないと、中々生き残れないと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿