2026年4月8日

独裁政党

社民党の党首選挙が行われて、福島みずほ、大椿裕子、ラサール石井の3氏が立候補。一回目の投票で過半数超えの候補者がいなかったため、上位二名での決戦投票が行われて、福島瑞穂氏が党首に再選。まぁ、そこまでは良いのだけれど、その選挙後の会見で大椿氏が発言することを拒否され、それが福島氏からの支持だったことが判明。大椿氏は発言できないことを不服として、会見途中で退席。更に残ったラサール石井氏も、福島氏との拍手を拒否するなど、新体制スタートのはずなのに最初から亀裂が生まれての再スタートになってしまったのは、この政党らしいと言えばそうだけれど、何か末期的症状以上に歪な光景ですよね。

社民党というか、以前は社会党は、昔は議員数150名位を有する野党第一党で、自民党の苦肉の策とは言え一時は村山富市内閣として与党経験もある政党。しかしそれも引き金となり、どんどん党勢は衰退していって、あくまでイメージだけれど現在の福島瑞穂氏が党首になると、そらに加速していったように感じますね。実際福島氏に対して「党の遺産を食い潰している」と批判して離党していった人も居るわけだし。確かに知名度や特定の層には人気はあるだろうけど、特にここ最近は言っていることが余計に支離滅裂になっている気がするし、どういう考えの人がこう言う人をリーダーとして担いでついていく気になるのか不思議。

社民党に変わり野党第一党になった民主党も、一度は与党となったけれど、結局その後衰退して分裂。その末裔とも言える立憲民主党(何代目だ?)も、一時は勢いを取り戻したかと思ったけれど、突然の解散で「中道改革連合」という起死回生の一手を打ったつもりが、大きな自爆となってしまうという何とも言いようのない状態に。「リベラル」という言葉が、今ほど安っぽく疑われる言葉になったことは無いと思うけれど、それ以上に「左翼」という言葉もこれまでにないくらい存在意義とか存在価値に大きな疑問符が付く時代に。東大の斎藤幸平氏とか、今回の大椿裕子氏等は、まだ左翼の矜持を残している存在だと思うけれど、「ビジネス左翼」「ビジネスリベラル」みたいな存在に福島氏なんかは完全に染まっている気がする。

最近よく聞く話だけれど、右から左まで何でもありの自民党の場合、全体として「保守」と言われても、その中身にはリベラル性も大きな存在としてあるわけで、そういうところを無視してというか気がついていないのかもしれない。右派左派の様子を想像してみると、180度の分度器の右端0度を極右、左端180度を極左と想定すると、何となく0度から45度位が自民党で、135度から180度が社民党や共産党、残り90度分が中道から無党派層みたいな漠然としたイメージがあります。でも実際の自民党は、0度から150度くらいまで内部的にはカバーしているし、共産党とか社民党って、残りの150~180度位の狭い領域で、立憲民主党とか公明党とか国民民主党とか、それらライバル政党との差別化をしないといけない。立憲民主党、公明党も、国民民主党あたりだと、自民党とオーバーラップする分野へと右側へ幅を広げる事も出来るけれど、共産党とか社民党は独自性を強調するために、180度へ向けてますます先鋭化するしかない。結局、自分達の生存領域はますます狭まるし、存在意義を強調するためにはより過激になるしか無い。そのある意味終末的な姿が、今回の様な「個人独裁体制」なのかなと感じる党首選挙でしたね。

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