2026年4月9日

二週間停戦

いよいよアメリカの全面攻撃が始まるかと思われた昨日早朝、突然流れてきた「アメリカとイランが二週間の停戦合意」というニュースにビックリ。アメリカ側だけからで無く、ほぼ同時にイランとイスラエルからも同様の発表が有ったので、仲介役のパキスタンがかなり努力した結果だろうか。また、この合意の条件の一つには、この二週間はホルムズ海峡の完全自由な航行が含まれているという事で、先ずはペルシャ湾内に止まっている船舶が脱出出来るだけの余裕はありそう。その後の輸入用のタンカー導入をどうするかという問題は残るけれど、今の所はこのまま上手く行けば5月頃には問題解決も期待出来るけれど、さてどうだろうか。

朝一のニュースに、日本の市場も直ぐさま反応。昨日の日経平均は、市場オープン直後にいきなり56,000円近くまで跳ね上がると、その後は徐々に値を上げながら、一時は3,000円近くまで上がり、終値も56,308円と一気にこれまでの値下がりを回復した印象。為替相場も、US$1=160円前後だったのが、2円近く円高に振れて、こちらも終値は158.27円とかなり戻した印象。

日本として気になるのは、やはりホルムズ海峡の自由航行がいつ戻るかだけれど、幾つかの報道を見ていると、イランと対岸のUAEが定めた通行料徴収の可能性があるとか、アメリカは以前同様の自由航行を主張しているとか、まだ不透明な部分は多い感じですよね。この辺りの状況で、明日以降の株価も再び大きく変化しそうだし、まだまだ予断は許されない状況なのは変わりないですし。 ただ、トランプ大統領としても、先日のパイロット/WSO救出作戦の大成功の印象が薄れないうちに、停戦合意に持ち込んで、何とか自分の功績として中間選挙へと繋げたいだろうから、これまでよりは合意形成に期待出来るんじゃ無いだろうか。

報道等を聞いていると、イラン側の代表者が誰なのか、それが確定していないのが課題のような気がしますね。これまでなら宗教指導者が国のトップとして代表すれば良かったけれど、アメリカの攻撃で今は誰が指揮しているのか不明。また、実質的に国を動かしているであろうイスラム革命防衛隊も、その指示系統がどうなっているか分からないし、停戦指示にどれだけ従うのかも不明。あれだけの攻撃を受けて弱体化はしているだろうという気はしますが、この組織が変わらないとイランの体制も変わらないだろうし、停戦合意も決裂する気がするのが最大の気がかりだろうか。そもそも、なんでこんな戦争を始めたのかという疑問はあるけれど、始まってしまったものを兎に角一日も早く収束させることが直近の一番の課題。少なくともその一歩が実現したことは喜びたいけれど、まだまだ先は長そうな気もしますね。それでも、一日も早い平和と安心を取り戻して欲しい。

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