昨日の日経平均株価は、取引中に5万円の大台を突破すると、終値でも5万512円32銭と史上初の5万円台で終了。高市総理への期待感で、今月初めから株式はどんどん上昇を続けていて、冗談半分で「5万円越えるかも」とも書いたけれど、予想以上の急騰。今日の日米首脳会談の結果次第ではさらに急騰して、 もしかしたら年末の大納会までには5万5千円とかあるいは6万円突破なんて言う株価爆誕状態になるかも。
高市総理への期待感が理由と言われているけれど、冷静に考えてみると不評だった石破前政権時代から株価は上昇していて、それが日米関税交渉で赤沢大臣がなんとかリーゾナブルな着地点に落ち着かせたことで、さらにアップしていたことも事実だと思うんですよね。そう言う意味では、「高市トレード」というよりは、「日米関税トレード」と言うほうが正しいのかも。まあ、でも世間はより分かりやすいフレーズを好むから、やっぱり「高市トレード」というほうが色々やりやすいんだろうなぁ。でも、今回の高騰も今日の日米会談の結果が楽観的に考えられているからと言う事も有るから、その内容がもしトランプ大統領の気分で変われば、一気に下がることもあるだろうなぁ。
これだけ株価が上がると、やはり多くの国民は実際に自分達の生活への影響を期待するわけで、そう言う意味では早く暫定税率廃止や、各種の補助金などの公約部分を実施することが必要。今の所高市政権への支持率は7割前後と高い値を維持しているけれど、急落するのも政治の常ですからね。そのためには、先ずは外交の最優先事項である日米同盟の確認と、それに伴う貿易協定の確約。後は、今月末の米中会談で、どの程度歩み寄りが出来るかで、市場も敏感に反応するかもしれない。ただ、ここまで上がってしまうと、仮に何かの理由で下がるとしても、最悪でも4万5千円位、精々4万8千円位で踏みとどまれば、以前と変わらないから痛みとしてはそんなに問題では無いかも。
自分の記憶では、以前は「株高」と言えば3万円位の話だったけれど、現在はその1.8倍というか2倍になりそうな勢いも感じられる状況。経済的な印象では、その当時と比較して2倍近く景気が良いかと言われればそうでも無くて、逆に当時の方が良かった気がするけれど、これから徐々に国内産業が息を吹き返して経済の好循環が始まってほしいですよね。ただそうなると、物価も上がることになるから年金世代などの高齢者層や低所得者層をどの様に支援していくかも考えないといけない。鶏と卵の話では無いけれど、経済が好調になれば税収も増えて支援できることも増えるだろうけど、それ以上に支援が必要な分野が増えていったり肥大化していくこともあるわけで、そのための取捨選択が難しい世の中になりそうですね。今年も残り2ヶ月になりつつあるけれど、これから年末の大納会までにどうなるのか、非常に気になります。
0 件のコメント:
コメントを投稿