2025年9月14日

ThinkCentre M720t 再生計画 (6) - 復活のM720t

移植作業が進んでいるThinkCentre M720t君。物理的な移植作業はほぼ完了して、残るはモニターとの接続用ビデオケーブルの入手と、背面の排気ファン取り付け用防振ゴムの入手です。防振ゴムはAmazonで発注済みで、この日のお昼までには置き配で届く予定。ビデオケーブル(Mini-DisplayPort)は、午前中に買い物に出たついでに近所の家電量販店で購入してきました。

お昼頃にAmazonから「配達したよ」という連絡がメールできたので、置き配ボックスを確認して入手。午後一から作業開始となりました。まずは仮置きしている本体を引き出して、蓋やベゼルを外して内部を露出させます。購入した防振ゴムを先ずファン側に4箇所挿入しておきます。次にそのファンをリアパネルの穴位置に合わせて、外に飛び出たゴムの頭をぎゅゅゅゅっと引っ張って、突起部分を伸ばしてリアパネルの穴に通して固定します。で、4箇所固定してから気がつきました。ファンの向きが本来の位置から90度回転している。そのためそのままではファンの電源コードが基板上の端子に届きません。一瞬、ゴムを切って予備で残っているゴムと差し替えようと思いましたが、その電源コードが畳んであったので、これを伸ばせば何とか端子に届いて無事装着できました。

内部の配線と、装着具合を指で押すなどして確認して、ベゼル、カバーと戻してから、諸々の周辺デバイスのケーブル類を接続していよいよ点火式です。電源ケーブルを接続したところで、一度電源ランプが点灯したので、取りあえず通電はしているはず。電源ボタンを押すと、暫くして画面に回復キー入力画面が表示されます。OSを入れている起動用SSDを暗号化していたので、控えておいた回復キーの長い数字を入れて改行キーを押すと、暫くして無事にブートしてきてくれました。これで再インストールの長い手順が省略出来るかと一寸期待。起動しましたが、システムが変わっている(M720tのSerial Numberが違う)ので、PINの再設定を要求されます。二段階承認を受けながらもPINを再設定したところ、「職場または学校のアカウントが無効です」みたいなメッセージが。以前仕事でも使用していたので、これもシステムが変わったから再設定が必要になったようです。ただ、危惧していたトラブルはそこまでで、無事にシステムは起動して懐かしいデスクトップが表示されました。

Lenovo Vantageを起動してシステム状態を確認すると、BIOSが古いと怒られます。そこでBIOSのFlash Updatgeを実行。実は旧M720tだと、特定のバージョン以降からFlash Updateがエラーで出来なくなっていて、頻繁に「BIOSが古いから更新しろ」と怒られたのですが、この新M720t君はそういうトラブルなく無事にBIOSも最新(とは言え、2年前に更新終了していますが)されました。念のためBIOS画面を出して内容を確認して、Serial PortがEnableされていたので、これをDisableにして保存・再起動します。次に、Video Adapterを更新したので、nVidiaのサイトから当該アダプター用のドライバーパッケージを落として適用。VideoのPropertyを見ると、4Kで120Hzまでサポートされて、初期値60Hzになっていますが、I/O DATAのLCDモニターは、4Kだけれど30Hzまでなので、そのままだと表示が一部滲んでしまいます。とりあえず30Hzに落としますが、近々新しいモニターは必要になりそうです(笑)。最後に、この新M720t君にはWi-Fiカードが内蔵されているので、自宅のWi-Fi APへのアクセスを設定。基本的にはEthernetでネットアクセスするので、Wi-Fi使用するのは万一の場合ですが、その時に急に設定してもアタフタするだけなので先に設定だけは済ませておきます。

C:ドライブのBitlockerは、最初に回復キーの入力を要求されましたが、2回目以降は特にそう言う事も無く通常の起動状態で上がってきます。また、同じくドライブ(HDD)を一つ暗号化していましたが、これはシステムが以前の状態で起動したからでしょうか、特にそのドライブ用の回復キーを求められることなく、そのままアクセスが可能になりました。あと、デスクトップ機とゲンロク君には、少し前に購入したMS Office 2024の永年ライセンス版を入れていますが、利用可能なのは2台まで。以前の旧M720tのライセンスは残ったままなので、新M720tで起動するとシステムが違うのでライセンスをどうするか問われます。ここで「ライセンスの移動」を選択すると、MSサポートとのチャット画面みたいな物が表示されて、ライセンス移動の確認をしたら、新M720tにライセンスが転送されて、無事にMS Office 2024が使用可能になりました。直ぐにゲンロク君側のMS Office 2024も起動して、こちらのライセンスは保持されたままなのも確認しました。MS物以外では、Adobe(PhotoshopやIllustrator)も新しいシステムにインストールされてライセンス数が足りないと言われるので、旧M720tのライセンスを削除して新M720t適用して復活。それ以外で気になったのは、ATOKとSlackくらいですが、どちらも起動したらそのまま使用出来たので揉んだ無い。これら以外に、システムに紐付けされているアプリやツール類は無いので、これで多分必要なアプリの移行は完了です。

これら設定作業中に何度かシステムリブートを繰り返しても特にシステムに問題発生しないので、このまま以前のイメージを使うことに。Windows10のリカバリーから更新等、再設定には最短で1日、下手すると2日は掛かるので大変助かりました。次は、ゲンロク君側に3週間分くらいのデータが積み重なっているので、これをドライブ共有してホスト側(新M720t)にコピーします。20分位でコピー完了して、新M720t側とゲンロク君側で同期が完了しました。まだまだ当分使いたいデスクトップですが、まぁ取りあえずあと2年は持ってくれたら御の字かなぁ。その頃には、次の世代のPCに買替えが必要になると思うんですが、いろいろと溜まっている30TB位のデータをそれまでに整理しないと。それで、外付けの10TB位のNASに収まれば、その時にはTiny型の小型軽量のデスクトップ機でも十分間に合うと思うのだけれど。いずれにしても、長くて短かったデスクトップ再生・更新作業は、先ずは一段落です。(一応、その7へ続く)

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