2025年9月15日

新陳代謝

アメリカ・日本でアメフトシーズンが始まり、9月に入ると毎週末は国内の学生、社会人、アメリカはカレッジ、NFLの試合観戦(ストリーミングやCS)や結果の追っかけで忙しい(笑)。その日本の社会人(Xリーグ)のトップカテゴリー、X1 Superの第二節の試合がこの週末開催されていますが、時代の変化を感じる結果が。

まずは、富士通vsノジマ相模原戦。ノジマ相模原は、春のパールボウルトーナメントで富士通を破り、初の決勝戦進出(決勝はオービック優勝)を勝ち取るなど、力を付けてきているチーム。ただ、春と秋の富士通は別物というのが毎年の定説で、実際春にオービックに敗れても、秋にはしっかり勝つ切っているんですよね。この試合、前半は下馬評通り富士通がリードするものの、後半特に4Qに入るとノジマ相模原のQBパランディックが冴えて追撃。残り30秒位で逆転のTDを決めて、29-28の1点差で確かリーグ戦では初勝利(以前のオンワードスカイラークス時代には勝利有り)というか大金星を獲得。3強(パナソニック、富士通、オービック)に続く中堅チームから、一気に「4強時代」到来を感じさせる粘り強さは脅威ですね。

もう一つは、昇格2年目の富士フイルム海老名と古豪OrientBio(旧アサヒビール)との対戦。かなり戦力補強をした富士フイルム海老名が、序盤から終始リードを維持して居たのに対して、同じく外国人QBを招聘してオフェンス強化を図ったOrientalBioは、まだそのシステムがこなし切れていない印象で、ちぐはぐな攻撃が続きます。結局は、終始オフェンス有利でかつデイフェンスも粘りを見せた富士フイルム海老名が29-13で昇格初勝利を地元で飾るという快挙に。いゃぁ、嬉しかったでしょうね。

今日は残り2試合、IBMvsオール三菱とオービックvs東京ガスの試合開催。オール三菱は春の交流戦でIBMに20年振りくらいに勝利しているので、この試合もアップセットの可能性大。オービックvs東京ガスは、流石にオービックの優位は動かないと思うけれど、前節にIBMに完勝した東京ガスオフェンスが上手く機能すれば、かなり接戦が期待出来る試合。XリーグのX1 Superは来シーズンから「X Premium」という、より長期期間のシーズン開催とビジネス要素を重視した運営形態に変わるので、現行のフォーマットは今シーズンが最後。とはいえ、ライスボウルはそのままだから、ゴールは変わらないけれど、その道程は大きく変わるので、それをチャンスと思うか、今シーズンに何とか傷跡を残したいと思うか、それぞれのチームで色々な思惑があるでしょう。でも上位チームは安泰とは言えない「乱戦」がファンに取っては一番面白いもの。昨シーズン下位だったチームの下剋上が更に生まれるか、国内フットボールも目が離せない気がします。

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