本日2件目の「Bye bye」シリーズ(笑)。VoIPソフトの草分け的存在だったSkypeが、5月5日でサービスを終了して、MS Teamsへと以降するというニュース。もう20年以上前に頻繁にアメリカへ出張していた頃は、高い国際電話の代わりによく利用しました。仕事の電話ならば、社内内線は国際線を専用に引いていたので、アメリカと日本の通話は簡単でしたが、自宅とか友人と話をするときにはそうも行かず、このSkypeは便利でした。Skype同士ならば、実質無料みたいな感じで話が出来たわけですからね。
とは言っても当時はパソコンも非力、ネットワーク品質も非力、ソフトもまだまだ発展途上という状態だったので、まぁ糸電話で話をしているようなもどかしさを感じることも多かったし、結構断線というか突然切れてしまう事もあったし、当時としてはPCリソースも消費していたんでしょうね、PCがフリーズする事も経験しました。その後だんだんと洗練されていき、多少の遅延と音声品質の低さを我慢すれば、一般の電話での会話くらいの状態になってきたのが2000年代も後半から2010年代に入ってからかなぁ。
そのSkypeも2010年代になると、ビデオ機能が売り物のZoomが登場して、だんだんと存在が薄くなり、機能拡張していってもやはり先行していたZoomやさらにMSもTeamsで参入してきて競争は激化。結果、そのSkypeはMSに取り込まれて、今回のSkype終了とともに大体手段としてTeamsになるというのは、中々歴史の皮肉にも感じられます。今仕事での正式リモート会議ツールはTeamsなんですが、まぁOSとしてWindowsを使用し、業務アプリとしてOffice (M365)を使用していれば、必然的にTeamsしか選択肢は無くなりますよね。個人的には、ビデオ機能が付こうが音声会話が可能になろうが、どうもこの手のツールは苦手なので、余り使いたくないのですが。
最近では、わざわざ専用のVoIPソフトを使用しなくても、SNSで簡単に通話やビデオ会話できるので、そのTeamsにしても法人用途にどんどん限定されるんじゃないだろうか。特に日本では、LINEが一般的なコミュニケーションツールとして多数を占めていて、LINE電話も普通にグループ間で利用されているから、ますます遠のく気がします。まぁ、私はLINEも嫌いだから、家族のグループにも入っておらず、多分弟家族からは「変なおじさん」と認識されていると思うんだけれど(笑)。まぁ、最初はAppleのFacetimeだと思うんですが、スマホ一つで普通にビデオ会議が出来る時代に、もうスマホの通話機能すら不要なのかも。「Skypeは、今の若い世代にとっては黒電話と同じ」という文章がとある記事に書かれていましたが、言い得て妙です。
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