2024年7月3日

タッチ決済2.0

少し前の記事ですが、Impress Watchに掲載された鈴木淳也氏の記事から、これからの「タッチ決済」に関して。自分がSingapre浜松で見てきた光景が、まさにこういう流れの中にあるんだなと妙に実感して納得してしまった内容です。 自分自身、国内の交通利用にはSuica(含むEX-IC)、買い物などはiD、海外ではApple Pay(含むクレジットカードのコンタクトレス)というのが現在の棲み分け。まだまだ圧倒的にFeliCa系が中心ですが、国内でもApple Payの利用可能なお店が増えてきているので、若しかしたら後数年後くらいにはスマホの集約に合わせて決済手段もiPhoneに完全移行する日が来るかもしれないなぁ。

自分の所有クレジットカードでは、今年更新したVISA Platinumカードがその時にコンタクトレス対応になり、その前に取得したHilton Premium Amexカードとともに、今の所カード単体でコンタクトレスが利用出来るカードになっています。今年の9月には、三井住友VISA Platinumのオムニカードである三井住友MasterCard Platinumのカード更新があるので、多分その時にはMasterCardもコンタクトレス対応になるんだろうなぁ。となると、残る常用クレジットカードはANA SFCのJCBだけですが、このカードの次の更新タイミングは2027年なのでまだまだ先です。以前と比べて、コンタクトレスカードの利用出来る端末も増えてきているとは思うんですが、それでもまだまだ使える店舗は少ないし、先日利用したお店ではFeliCaのカードリーダーのところに手書きのシールが貼ってあり、そこには「クレジットカードのコンタクトレスに対応していません」と書かれていて、ちょっと心の中で笑ってしまいました。あれ、多分供与されている端末には全てコンタクトレスのマークが印刷されているから、そのまま使おうとする人が多いんでしょうね。カード会社的には嬉しい状況だろうけど、多分それを利用可能にする・しないでライセンス料とか手数料なんかも変わってくるのかな。お店側としては悩ましい所でしょうね。

熊本市では、FeliCa系端末の更新に合わせて、FeliCa系利用を終了して代わりにコンタクトレス系の端末を入れる様になりましたが、こういう動きは今後も進むでしょうね。直ぐに無くなることは無いとしても、今後どうするのかSONYとしては悩ましい所なのかも。それでも、AndroidにしてもiPhoneにしても、今の所NFC Type-A/B/Fはサポートしているので、このまま棲み分けつつ利用可用性は継続するのかもしれませんね。ユーザーから見たら、スマホを端末に翳す動作は共通なので、何とか端末側で差分を吸収して統一的な操作で利用出来れば、その先がFeliCaだろうとNFCだろうと気にしないんですけどね。

そう言えば、今日から新札が発行開始となるんですが、若しかしたら「新札発行」は今回が最後になるのかなぁ。新札発行はだいたい20年毎らしいので、20年先となるともう現金利用は無くなっているかもしれないなぁ。例えばその頃には、マイナンバーカードがコンタクトレス化されて、予め自分のクレジットカードを紐付けしておけば、マイナンバーカードをコンタクトレスクレジットカードのように利用出来るようになっているかも。また、マイナンバーカードに紐付けできるサービスが、公共サービスだけでなく民間のサービスも可能になっていて、だから日々の生活の殆ど全てがマイナンバーカードで事足りている時代になっているかも。今のアップルウォッチみたいな感じで、腕時計型端末とかキーホルダー型端末一つで、それこそ世界旅行出来る時台になっていそう。となれば、今はタッチ決済2.0で、20年後はタッチ決済3.0という時代になっているかもしれませんね。


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