航空会社にとっては貴重な「羽田発着枠」を、まだ続く需要低迷のために、デルタ航空(DL)が羽田-ポートランド線用に確保していた1枠を返却することになり、代わりにユナイテッド航空(UA)が羽田-ヒューストン線用にその枠をリクエストしたという記事。さらにUAは、塩漬け状態のハワイアン航空(HI)の深夜便の枠も要求して、これを利用して羽田-グアム線の開設要望しているとも記事では伝えています。
仮に今回のUAの要求がどちらも承認されると、現在成田離発着で運用されているヒューストン線とグアム線は運航停止となり羽田に移管するのだろうか。そうなると、唯一成田での存在感があった米系キャリアーがますます縮小することに。仮に移管されると、ホノルル線は運休のままだから、デンバー行きとサンフランシスコ行き、そしてグアム便とかなり縮小することになるんじゃ無いだろうか。アジアからの乗り継ぎ客もあるから、DLの様に完全撤退は無いと思うけれど、ちょっと寂しい。と言いつつも、次回フライトでは羽田発便を予約している自分って(笑)。
成田空港も昔(何時だよ)に比べたら、アクセスはかなり改善されましたよね。特に京成線は、空港特急の本数も増えて時間も短縮されたので、下手に羽田空港へ行くよりは成田へ行く方が早い場合も。難点は、京成線故に上野とか日暮里での乗換が必要になるので、自分のようにJR東海の新幹線利用者には利便性がちょっと悪い。JR東日本の新幹線なら、上野駅での乗換が出来るけれど、それもJR上野駅から京成上野駅までちょっと歩くので、実際には上野から日暮里へ山手線で移動して、日暮里での乗換利用が多いんじゃ無いだろうか。JR東海利用者だと、品川駅で成田エクスプレスに乗り換えるのが一番簡単で楽だと思うけれど、30分に1本の運行をせめて20分に1本、出来れば15分に1本位まで増強して欲しいなぁ。今の12両編成(6+6)を8両(4+4)編成とか6両編成(3+3)に縮小して、その分運行本数を増やしてくれないだろうか。
羽田空港利用は、公共交通機関利用のアクセスは便利なんですが、日本で一番混雑している空港でもあるから、定時運行にはちょっと不安がある。それでも、滑走路が4本あるのは強みなわけですが、今度はスポットがもう一杯だからこれ以上の増便は難しい。国際線だけでなく、国内線の増便要望だって地方から幾らでも出てくるだろうし。ANAが第2ターミナルの国際線部分を本格運用しだしたら、T3の枠にも余裕が生まれて、また少し増枠されるかもしれないけれど、北米路線はどうだろうか。今の所必要十分で、まずはホノルル路線が回復しないと、そこから先の増便はまだまだ厳しそう。一月半後には、その羽田空港を久し振りに実感することが出来るので、存分に体感してこないと。
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