この「スマホ更新」シリーズは、自分的には前回で一応「完」のつもりだったんですが、やはり世間は甘くない。意外な落とし穴にハマってしまいました(笑)。
昨日は母校のアメフトチームのシーズン最初で最後の試合があったため、朝一の新幹線で都内に向かうことに。何時ものように新幹線の改札ゲートでスマホをタッチして入場しようとすると、真っ赤な警告が表示されて通過出来ません。この時、改札の手前に若い女性駅員さん二人がいて、その一人が直ぐに声を掛けてくれました。で、多分良くあるトラブルなんでしょうね、直ぐに「最近スマホを変更されましたか」と聞かれます。「先日変えたばかり」というと、「SuicaのID番号が変わっている可能性があります」と言われます。この時は「なんじゃそりゃ?」状態ですが、ここからの彼女の対応が凄かった。
- まず、EX-予約に紐付けしているモバイルSuicaアプリを呼び出し、「会員メニュー」→「Suica管理」と進むと「SuicaID番号」として「JE80Fxxx」17桁の英数字が表示されます。これを駅員さんがメモります。
- 次に、EX予約のアプリを起動し、この時使用する乗車券の詳細の中の「乗車用ICカードを指定」を見ると「交通系ICカード」の番号が違います。
- そこで「お客様情報の変更・初期化」に入り、ワンタイムパスワードを自分宛に送信。それを入力すると、新しいカード登録の画面が表示されるので、ここにメモをした番号を登録して、以前の番号は削除します。
- もう一度予約しているチケットの「詳細」に入り「乗車用ICカードを指定」を確認すると、ちゃんと新しいモバイルSuicaの番号に変わっていました。
- 「これで入場出来ます」と言われて一旦入ろうとしたんですが、ここで疑問が。「これと同じ操作を、復路の予約でも必要ですか?」と聞くと「はい」との返事。変更操作は新幹線車内でやれば良いから、「すみませんが、そのメモした番号頂けますか?」と聞くと、ちょっと恥ずかしそうに「字が汚いので...」と言いながら渡してくれ仕草が可愛かった(爆!)。
- この間5~6分位かなぁ、聞きながら修正作業をしたのは。本当、100点満点のトラブル対応でした。失礼ながら、20歳前半位に見える若い女性駅員さんで、そんなに職場経験もあるとは思えないのだけれど、勘所の対応は勉強しているんでしょうね。全くよどみない対応でした。
- で、社内に入り落ち着いたところで復路便と、別日に予約しているものを確認したんですが、すでに今回の新しいSuica ID番号に変わっていました。予約時に登録されるのではなく、使用時に確定する物だから、基本設定の番号を先ほど変えたわけだから、それが反映というか選択肢として表示されるのは当たり前と言えば当たり前だけれど。
- あっ、最後のガイドにミスがありましたが、私の駅員さんに対しての評価「100点満点」が変わることはありません(笑)。
一つ疑問は、これまで何度もAndroidスマホを機種変更してきて、SuicaやEX予約の登録を何度もやっているのに、このトラブルに遭遇したのは今回が初めて。実際、機種変更以前に手続き確認した時もSuicaはサーバーに一旦設定を預けて、新機種でそれをアプリ登録して受け取るという所だけ。EX予約は、その登録したSuicaアプリからEX登録のページに飛んで来だけ。ただ、今回の件があったので調べてみたところ、確かにEX予約の所には注意書きがありました。一応手順も掲載されているんだけれど、ちょっと分かりにくいかなあ。しかし、なんで今回こうなったのか、その原因がよく分からない。過去何度もスマホ更新をして居るので、その時々の記録を確認して見ましたが、今回の様な処理は要求されていない。また、機種変更するとモバイルSuica IDが変わると言う仕様も、最近出来たとは思えない。一つ心当たりがあるのは、今年に入ってからだと思うのですが、EX予約の詳細の中に、上にも書いた「乗車用ICカードを指定」というボタンが新規に追加されたこと。これは、昨年末に発表されたEX予約の拡張により、複数人の乗車でもICカード利用が可能になったことへの対策だと思うのですが、それが今回の原因では無いかと。以前は、多分使われたSuicaに反応するだけ、あるいはEX予約アプリがSuica ID情報を読み出して設定していたのが、それだけでは不十分になったから選択させるように変わり、それが一人でしか使わない場合にも影響した、と言う風に想像するのですがさてどうだろうか。まぁ、何とか解決して新幹線に乗車できたから良かったけれど、これがぎりぎりの乗車だったら試合に間に合わなかったの可能性もあるわけで、本当「テストケースを流さないところにBugが居る」というのは金言だと再確認した一日でした。(続く...)
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