2021年3月14日

AMC Leg#8: HND-OKA/-HND

先週に続いて、 今週も仕事終わりに絡めてのフライト。前回は朝の08:30発のフライトでしたが、今回はさらに1時間早い07:25分発のフライトでちょっと大変。勿論、ホテルで朝食を取る余裕も無いので、ぎりぎりまで寝ていられるように目覚ましをセットして、サクッとシャワーを浴びてホテルを出ました。

1) HND 07:25 - OKA 10:10 (NH463)

早朝の06:30過ぎに京急の1/2タミ駅に到着したんですが、先週までと比べて人出が多くてビックリ。時期的に学校も休みに入るタイミングなのか、親子連れとか若い年代のグループも目立ちます。実際、改札を抜けてBF1Fから出発階の2Fまで一気に上がるエスカレターターには、これまで見なかったような長い列が出来ていてビックリ。しかも、普通は歩いて登る人用に空いている右側も半分くらい埋まった状態です。2Fに上がると、これまでは閉鎖されていた右側(南側)のカウンターも開いていて、まだまだ減便が続く状態だけれど一寸活気が戻ってきたことを感じます。AMC Diamond用の保安検査室を抜けてラウンジに入ると、こちらも8割方埋まった状態。その為か、私が入室した時には閉鎖されていた北側のコーナーが、その後開放されていました。

この日の都内は、朝から雨。羽田空港上空も、暗い灰色の雨雲に覆われていマス。とは言っても、ホテルから最寄りの地下鉄駅まで傘無しで移動すれば、後は屋根のある場所での移動だけで浜松に戻れるので、結局は一度も傘を使用する事無くここまで来ました。この時点では、冷たい雨が降っている位の感じでしたが、予報ではこの後から段々と悪化するとの事で、少なくとも自分の後に出発する沖縄で復路便となるフライトまでは何とか定刻取りに出発して欲しいと願いながら、当日63番ゲートに変わった搭乗口に向かいました。

ラウンジを出てほぼ正面の63番ゲート前は、やはりいつもと比べると搭乗待ちの人が多い感じです。すでにグループ2位迄登場順序が進んでいて、私は最後のグループ6でしたが、それでも定刻の15分位前には機内に入る事が出来ました。その後も登場する人がちらほらいらっしゃり、ドアクローズはほぼ定刻の07:23頃。暫くしてプッシュバックトなり、D滑走路のRW05へ向かいます。先行機の、多分黒い機体だったのでスターフライヤーの離陸を暫く待った後、搭乗機が離陸したのが07:45頃でした。

機内では、軽食の朝食を頂いた後は、数日前に発売されKindleにオとしておいたSF小説を読みながら時間を潰します。那覇空港へのアプローチは、本当に差し掛かる手前くらいから東に機首を振り、ぐるっと回り込むようにして南側からのRW36利用の様子。どちら側に降りるかと思ったら、ターミナルに近い第一滑走路がのRW36Rで、着陸後右側の誘導路に抜けると、直ぐに33番ゲートにほぼ定刻通りに入りました。この後所用をしませた後、お昼をどうしようか迷いましたが、一寸時間的に早いことも有りラウンジで一寸軽食を頂いて、復路の機内食までお腹を持たせることにしました。

2) OKA 12:15 - HND 14:35 (NH464)

ラウンジに入ると、私が入室した時点で7割位埋まっている様子で結構混雑しています。この後、続々と入室してくる人が増えて、「ただいま混み合っています」というアナウンスを久しぶりに聞きました。私が出るときには、殆どの席が埋まっているような状態でした。比較的減便の影響が少ない沖縄線とは言え、ちょっと意外な状況でした。

出発ゲートの33番ゲートに向かうと、すでに事前改札が始まっている状態。その後、グループ1から6へと順番に搭乗開始となりますが、やはり復路便も乗客数は多いようで、グループ6迄到達刷るのに結構時間が掛かりました。それでも、ドアクローズは定刻より少し早めで、暫くしてRW36Rへ移動し、離陸したのは12:30少し前位でした。この時期、羽田までの飛行時間は2時間を切るので、この調子なら予定時刻の14:35よりも結構早めだなと期待しましたが、実はこの後が大変でした。

復路同様機内食を頂いた後、Kindleの続きを読み、それが読み終わったのが遠州灘当たりに差し掛かった頃。この時点で残り時間を見ると、定刻よりも20分位の早着になりそうで、しめしめと思ったのですが... 暫くすると機長アナウンスが有り、羽田空港周辺で強い横風があるので着陸時はかなり揺れるとのこと。それでも房総半島に向かっていましたが、エアショーを見て気がつくと機首が反対方向を向いています。さらにぐるっと1周すると、さらに房総半島上空でも1周。後で考えると、強風の状態を様子見していたのだと思いますが、この時には早着過ぎて時間調整をしているのかなと思っていました。

そのうちに機首方向をRW34に向けて羽田空港へのアプローチに入ります。事前にかなり揺れが想定されるとのことでしたが、まだ房総半島上空で雲の上にいる時には、外は当然ながら晴天ですから安定しています。雲の中に入っても、それほど揺れる雰囲気は無い。ところが、東京湾海上に差し掛かり、厚い雲の下に出た途端に機体が揺れ出します。

その揺れ方も、「ガタガタ」と揺れるのでは無く、「ドーン」という形でいきなり横から突き飛ばされるような揺れが何度か来て、ちょっと経験したことの無い様子。ただ、この時点でも窓の外を見ていても、そんなに期待が影響を受けている様子はありませんでした。ところが、この後着陸のために車輪を出したことで抵抗が増えたのか、そのくらいの高度が一番風の影響を受けていたのか、そこからかなり機体が左右にバンクを振るような状態になり「あれ、やばいかな」と流石に自分でも感じる位に。その後、東京湾を半分くらい過ぎたあたりでしょうか、急に体にGが掛かり機体が左旋回しつつ急上昇し始めます。直ぐに「あっ、アボートした」と分かりましたが、思いっきりエンジン出力を出しているんでしょうね、聞いたことの無いようなエンジン音が響きつつ、左に大きく旋回をしていきます。

大きく左旋回をして機首が南に向いたところでCAさんからアナウンスが有り、強い横風のため着陸を断念したこと、この後様子を見て再度着陸する予定とのこと。この時点で、機内のWi-Fiからこの後乗車予定の新幹線の予約をどうしようか迷いますが、まだ余裕はあるのでもう少し様子を見ることにします。

機体はそのまま南下して館山上空くらいまで戻ってきたところで再び着陸態勢に入ります。この時機長からアナウンスが有り、空港から風が少し弱まったため再度着陸を試みる。ただし、これが出来なかった場合残り燃料の関係からセントレアへダイバートすると言う内容。セントレアに着陸しても良いけれど、それならセントレアで降りようかなどと考え始めます。

前回同様、再びRW36に機首を向けて着陸態勢に入ります。多分1回目はC滑走路のRW36R狙いだったと思いますが、今回はA滑走路のRW34Lに向かっている様子。心持ち、房総半島上空の雲にも切れ目が多く感じられ、東京湾上空に差し掛かっても、前回ほどの揺れは感じられません。ただし、勝負はこの後な訳で、多分乗客全員の願いが通じたのでしょう、多少の揺れはあったものの、何とかRW34Lに着陸。間々目前のジャンプシートに座っていたCAさんが、流石にガッツポーズはしませんでしたが、「やった!」という雰囲気で横のCAさんと目で会話している様子が伺えました。この後機体は、63番ゲートに入りますが、ゲートインしたのは定刻よりも25分遅れの15:00丁度くらい。急げば予約した新幹線にまだ間に合うタイミングなので、急いで京急の地下ホームに移動しましたが、雨と風の影響は飛行機だけで無く、私鉄も強風のため速度制限が出ているとのことで、京急線も遅延が発生しており、品川駅へは間に合わないことが確定。その場で新幹線をその後の物に変更しました。

私も長いこと色々な場所で飛行機に搭乗していますが、多分着陸復行(go-round)を経験したのは記憶する限りでは今回が初めての気がします。逆に、今回よりも強い横風の中、墜落するように着陸した経験は、アメリカ国内線で何度かありますが、どちらが良いかと言われれば... (笑)。悪天候は予想していましたが、それでも何とか着陸できて本当に良かったです。(続く...)

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