ルフトハンザ(LH)が、A380/A340の運航を停止して長期保管するという記事。現在の状況を考えると、実質的にA380/A340の退役と言っても良いんでしょうね。B747に変わる大量輸送時代の切り札として、また全面二階建てという特徴的なフォルムもあって、一昔前にはA380は一つのシンボルだったけれど、今となってはお荷物になっているのは、B747の後を追っているようでちょっと寂しい。
A380の運航会社もどんどん減って行っていますが、その中でも結構機数(14機)を保有していたLHも退役するとなると、ちょっと寂しい。100機以上を運用するエミレーツ航空は別格として、機数だけで言えば、シンガポール航空の24機に続いて3番目のオペレーターなわけですからね。しかし、昨日のA380遊覧飛行の話じゃ無いけれど、ANAはA380大丈夫なんだろうか。取りあえず、来年ハワイへの渡航がこれまでのような感じになれば、この4連休にドッと観光地に人手が出たように海外旅行熱も一気に戻る気はするんですが、それでもなかなか難しいだろうなぁ。
他の航空会社は複数路線にA380を投入しているだろうから、それなりにやり繰りとか使い回しも可能なんだろうけど、ANAはホノルル路線のみですし、パイロットの維持にしても大変だろうし。未来を見通すことは不可能ではあるけれど、ANAとしては実にタイミングの悪いときにコロナ禍に遭遇してしまったなぁという所なんだろうか。「Go Toトラベルキャンペーン」の、海外旅行版なんて言うのは、流石に登場しないだろうなぁ。でも、ANA/JAL、あと国際線を運航している他の航空会社の救済措置として、何らかの対策をしないと、国内線だけが完全復活しても厳しいでしょうね。
利用者としても、このまま国際線の路線が復活しても、多分料金は高止まりのままだろうし、サービスの質にしても以前ほどでは無いだろうし。そりゃ、再開直後はキャンペーンとかで少し盛り上がるかもしれないけれど、その後が恐いなぁ。以前も、航空会社が厳しい状態になったときには、いの一番にサービス関連が削減されて、以前の様子を知っている乗客は結構不満を感じたものだけれど、今回もそう言う時代に来年はなるんだろうか。取りあえず、ANAのA380は運航している間に一度は実際に搭乗してみたいけれど。
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