2020年8月24日

椅子と机 (2)

昨日からの続きとなる「リモートワークにおける椅子と机の関係」について。大体のオフィスチェアは、座面の上下と背もたれの角度調整が出来るものが殆どで、後は、値段によって背もたれの角度調整が前傾後傾の度合いが大きかったり、肘掛けの上下左右が設定出来たり、あるいはヘッドレストの調整が出来たりと言うところ。その椅子の座面の高さは、深く腰掛けた状態で、膝が90度に曲がり自然に足の裏が床に付くくらいが一番良いそうで、そうなるとよほどスタイルの良い人で無い限りは、結構座面は低めになると思います。その状態で、今度は両手を一度下に降ろして、そこでやりは肘を90度に曲げて腕の部分が床と水平になるような位置が一番疲れないそうで、その状態でキーボードを打つのが理想的と言われています。

実際試してみると、椅子に座った状態で膝(太股)の上に少し厚めの菓子箱を置いて、その上にキーボードを置くと、多分理想的な「座った位置」になるんじゃ無いでしょうか。私は、新幹線移動の時にパソコンを出して使用するときには、自分の膝(太股)の上にノードブックパソコンを置いて使いますが、大体それ位の手の位置になるんじゃ無いかと。多くの人は、前の席の後ろに付いているテーブルを倒して、そこにノートブックパソコンを置いて使用していますが、それだと手の位置が上に上がりすぎるのと、テーブルの位置が前にあるので、かなり手を伸ばすか、自分が前に出て座らないといけないので、操作時の体制としてはちょっと無理があるように思います。最も、新幹線車内でパソコンを使われる人のざっと半分くらいの人が、外付けマウスを接続して使っているので、その為のスペースが必要と言う事も有るんでしょうけど。ですから、多くの場合椅子に座って机の上にキーボードやノートブックパソコンを置いて操作する場合、実はちょっと手の位置が上側に上がっているので、気がつかないうちに少し無理な体勢で仕事をしていて疲れやすいのでは無いかと思うわけです。

パソコン用のデスクでは、テーブル真ん中の引き出し部分にキーボードを置いて、無理なくキー入力出来るようなデザインの物もあるんですが、それはキーボードだけ別に使えるデスクトップ機なら有効ですが、ノートブックパソコンだとLCD画面の位置が今度は低すぎて使いづらい。キーボードは低めが理想的だけれど、画面は座った状態でほぼ正面からやや下向きにあるのが理想的で、だからノートブックパソコンはどのみち不利なデザインなんですよね。外付けモニターを使えば、画面位置の上下もチルト(傾き)も調整出来るものが多いので、出来ればノートブックパソコンを使用する場合でも、出来れば外付けモニターを使いたいところ。さらに、もしディスプレーアームが利用出来れば、さらに自由度が高くなるので、例えば机を完全にキーボード用の高さにするとか、場合によってはワイヤレスキーボードを使うなら、自分の膝の上でも寝転んでも利用出来るので、ストレスは大いに発散されそう。もっとも、加齢とともに大きなモニターを入れても、顔を近づけないと画面の文字が読めなくなったりしますので、モニターとキーボードは全体のバランスを考えて一つのスペースにまとめる必要が有り、その為には机のデザインが結構重要だったりします。

実際リモートワークをし始めると、最初は机の上にはモニターとキーボードとマウスくらいしか無くて広々しているつもりが、やはりメモを手元に置きたい、書類を広げたい、飲み物が置かれる、猫が来る(えっ?!)、別のノートブックパソコンを置く、猫が来る(えっ!?)、猫が来る(をぃ)と、どんどん狭くなってくるもの(笑)。実際私が今使っている仕事用専用机は、高さ(床から机の表面まで)が70cm、幅が130cm、奥行きが70cmというもので、購入した時には結構大きいと感じたものの、最初20インチのLCDモニターを2台並べたら結構狭くなったし、今は27インチの4Kモニター一台だけですが、それなりに存在感があります。机の高さも、実はもう少し低めの方が良いかなとも思うし。それでも、横幅が結構あるので、真ん中にデスクトップのモニターを置いて、左右にノードフックパソコンを置いた、3台体制も可能なので、その点欲張って大きめの机にしたことは良かったと思っています。ただ、正面に引き出しがあったりして、アーロンチェアとのコンビネーションは今ひとつなのが難点かもしれません。(続く...)

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