2020年8月24日

システムエラー53

昨日は日曜日というのに、自宅のパソコントラブルで一寸手こずりました。自宅では、メインのデスクトップ機(ThinkCentre M720t Mino-Tower)を母艦にして、会社支給のオフィスマシン(ThinkPad T470s)を並べて使用しています。母艦のデスクトップ機には4Kのモニターを繋いで広い画面が利用出来る半面、会社リソースにアクセするにはオフィスマシン側のみという制約があるので、車内のメールとか車内システムの画面はオフィスマシン側に表示し、ファイルの編集とかブラウジング等の作業はデスクトップ側で行っています。また、オフィスマシン側のファイル編集が出来るように、オフィスマシンの特定ディレクトリーを共有設定にして、デスクトップ側でドライブシェアをして、デスクトップ側で幾つもファイルを開いて作業出来るような環境にしています。

前置きが長くなったんですが、いつものようにデスクトップ機とオフィスマシンを起動して、デスクトップ機側から"net use"コマンドでドライブシェアしようとしたところ、何故か「システムエラー53 ネットワークドライブが見つかりません」のエラーが。あれと思いつつ、二度三度試しても変わらず。システムの設定やネットワークアダプターの設定を調べても特に問題なし。接続に必要な"NetBIOS over TCPIP"のサービスもそれぞれでちゃんと起動しています。「うーん、以前もこんなことあったよなあ...」と思いつつ、暫く考えても解決策は浮かびません。で、取りあえずもう一度起動し直してみようかと、まずはデスクトップ機を再起動してみますが、状況に変化無し。それではと、駄目元のつもりでオフィスマシンを再起動してみたところ、「更新を適用しています。電源を切らないでください。」みたいなメッセージが表示されます。これを見て、そう言えば以前も更新待機中の時に共有機能が使えなくなることが会った事を思い出しました。

オフィスマシンは、殆どの機能がGPO(Group Policy Object)で設定されていて、社内のAD (Active Directory)で管理されています。どういう風に管理しているの詳細までは分からないものの、社内ネットワークにダイレクトに接続していると、仕事中に突然バックグラウンドで更新が始まるのか、システムリソースの消費が激しくなり、ファンがぶんぶん回ることがあり「あぁ、やってるな」と分かるんですが、今のようにリモートワークの時は、VPN経由で社内ネットワークに接続しているときに同様にアップデートするのでなく(それでは、VPN回線の容量オーバーに直ぐなるだろうし)、どうも更新項目を予約しておいて、次回の再起動やシャットダウンの時に適用するような仕組みになっているようです。で、その「更新待機」の状態になると、何故かネットワークの共有がDisabled(使用不可)になるらしい。何となく、セキュリティの理由か、何か別の物が混在しないような措置なんだろうけど、ちょっと(かなり?)不親切。どうせなら、アクションセンターにでも「更新が待機しているので、共有機能は停止しています」くらい親切に表示してくれてもいいじゃないか、と小一時間。

更新が終了して、念のためにもう一度システムの再起動を賭けて、再度デスクトップ機から"net use"コマンドでを発行すると、今度はちゃんとドライブ共有が出来ました。やれやれです。最近では、例えばOneDriveとかDropBoxとか、各クライアントとクラウドストレージで共有して、クラウドストレージを「マスターストレージ」として管理するのが普通なのかもしれませんが、自宅で並べて使用するようなときに、わざわざ外のクラウドストレージ経由でデータ共有するのも芸が無い話。一方で、OSのバージョンがアップデートされると、色々設定の仕方が昔と異なってきたり、自分のように、方や個人のデスクトップ機、方やオフィスマシンでドメイン参加のクライアントなんてなると、共有するのも一苦労だったりします。クラウドストレージにはそれなり良さも悪さもあるし、ローカルのドライブシェアも同様に甲乙あるんですが、TPOに応じてどちらの方法でも利用可能で、且つ操作に関しても透過的に出来るような、そんなスーパーツールが欲しいなと実感します。まぁ、其れ以前に、OSの都合で昨日まで使えていた機能が突然使用不能になるのだけは止めて欲しい > Redmond

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