2019年5月18日

羽田配分決まる

羽田国際空港の新規発着枠に関して、日米間の24枠のうち米系4航空会社が要望していた12枠分の配分が発表。この後異議申立期間をおいて、6月には確定するみたい。気になるUAは、希望していたEWR, ORD, IAD, LAX, IAH, GUMの6路線のうち、IAH, GUMを除く4枠を獲得。これも驚いたけれど、一番ビックリしたのは、DLがほぼ満額の5枠獲得という事。落ちたHNL線は、一日2便要望していたうちの一つなので、やはり日系の提携航空会社が無い事が響いたんだろうか。ただ、AAはDFW(2枠)、LAX、LASの4枠のうち、DFWとLAXの2枠というのがちょっと意外。また、HAは1枠とちょっと厳しい印象。

HAは、やはりディスティネーションがハワイのみというのが、日系・米系飛ばしているから競争過多と思われたのかも。同じように、AAも現在成田から飛ばしているのがDFW(2便/日)、LAX、ORD(3便/週)ですから、その実績から考えると2枠が妥当という判断なんだろうか。AAは異議申し立てをするかもしれませんね。で、意外と言っては失礼なんだけれど、UAが8割くらいの獲得と言って良いのが一寸不思議。まぁ、成田実績だと、AAの倍以上飛ばしているから、不思議は無いのですが... 問題なのは、どの路線が成田から移動してくるのか、ということ。

申請時のフライトナンバーを見ると、HND-IAD/HND-ORDが、現在の成田離発着便の番号を使用しているので、この2路線は成田から移動してくる可能性が高いのでは、と。ただ、以前の記事にも書いたけれど、そうなるとANAのORD/IAD線共に午後発のフライトが無くなるので、アジアからの乗り継ぎ客対応はどうするんだろうか。もしかしたら、ORD線当たりは機材をB787とかに落として、フライト番号を変更して継続するかも。残りLAX線ですが、こちらは新規のフライト番号で、成田もそのまま残す考えなんだろうか。でも、米系・日系、LAX線は何本も飛んでいるわけで、今でも供給過多のような気がするんですが。

そう言う意味では、カウンターパートのANA/JALの配分がどうなるのか、気になりますよね。多分6+6か5+5位に成るんだろうけど、2~3箇所くらいはアライアンスの路線と重複しそうな気がするなぁ。さて、どうなることか。

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