2016年9月29日

拍手と同調

安倍総理の所信表明演説で、自衛隊や海上保安庁、警察への敬意を呼びかけて、それに対してスタンディングオベーションが発生した件。どうやら事前の予定では「拍手」を入れる予定が、興奮していた自民党議員がいてそれに吊られてああなったらしい。当然批判する野党側ですけど、民進党も民主党として政権を取った最初の鳩山元首相の所信表明演説の時にも、最後にスタンディングオベーションをして盛り上がったわけで、当時そのようすをテレビで観ていた私は正直なところ「何だろう、この気持ち悪さ」と感じたのも事実。

別に安倍総理を弁護するわけじゃ無いけれど、今回の賞賛の対象は自衛隊・海保・警察で、別に安倍総理や与党を称えているわけじゃ無い。それに対して、民主党は鳩山元総理に対しての賞賛になるわけだから、これって個人崇拝というか独裁にも繋がるんじゃ無いかと。言ってみれば、野党の人達が大好きな言い回し「ナチスの時代」的な方向性が見えてくる気がします。で、小沢氏なんかは「北朝鮮か、中国共産党大会みたいだ」と言ったらしいけれど、をぃをぃ、彼らの政治がそう言うものだと認識しているわけね(笑)。

最初から演出効果を狙ってああなったのか、拍手だけだったのが若気の至りじゃ無いけれど暴走してしまったのか、それは分からないけれど、個人的には野党が同じプラカードを掲げてデモンストレーションしているアッチの様子だって同じくらい気持ちが悪いというか、もっと怪しい気がする。そう言うことは、多分彼らは認識していない、分かっていても無視しているんでしょうね。そう言う意味で、今回のスタンディングオベーションは過剰演出だった思うけれど、でもあれで謝罪するのであれば、大量生産したプラカードを掲げて職場放棄している野党の皆さんも猛省して欲しいですよね。

ところで、蓮舫氏が代表質問する様子が放送されていたけれど、眉間に皺を寄せてなんか悲壮感と言うよりも余裕の無さみたいなものしか感じられなかった。しかも、直ぐに言い換えされるような軽い質問ばかりで、もっと核心に迫るような事を言えないのだろうか。「三本の矢は一つも的に当たらなかった」と上手い事言ったつもりなのかもしれないけれど、経済が上向きになっているのは事実だし、実際潤っている業種も多いはず。税収もアップしているわけですからね。でも、それでもまだまだ足りない部分があるから「成功した」という実感が得られないわけで、そこを具体的につかないと駄目じゃ無いのかなぁ。安倍総理に「百の言葉よりも一つの結果」と言われてしまったけれど、まさにそれですよね、今の野党に足りないものは。まぁ、維新の会が提出した「蓮舫法案」が今後どうなるのか、それが今国会の最大の見所だったりして。あっ、「山尾法案」もあるんですよね。こっちも、このままバックレ内容にちゃんと説明責任を果たさせて欲しいですよね。

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