国内LCCとしては4社目となる、「春秋航空日本」が来年5月からの国内線運航を発表。成田を拠点に、佐賀、高松、広島を一日2便往復で当初は運航するとのこと。広島はともかく、高松とか佐賀って以外だなと思ったら、親会社の春秋航空が中国・上海から乗り入れているんですね。当初はB737-800 3機体制で、最終的には20機体制にして、第二拠点や国際線進出も狙うとのこと。
成田拠点で選考しているJetStar JapanとAirAsia Japanが苦戦していることを考えると、ちょっと厳しいかなと言う気もするし、中国からのインバウンドはともかく、日本からのアウトバウンドはどうだろうか。座席数増加のためには、「立ち席導入」なんて言うことを行ってしまう会社に、日本人的な感性があうかどうか。Peachが成功しているのも、LCCとしての肝は押さえつつ、日本的なサービスという点も大きいと思うんですよね。他のLCC 2社の場合は、親会社の方式を踏襲しているから、そう言う点でまだ日本人には馴染まない、それならば別の航空会社でと言う気持ちが強いと思う。それこそ、アメリカなんかの感じで、せめて日本の新幹線くらいの感覚にLCCが落ちてこないと、まだまだ飛行機は「別の乗り物」という意識が強いですし。
後は、日中の関係次第でしょうね。今でも色々ちょっかいをかけてきているのが、もっとエスカレートしたら、多分日本の乗客はそっぽを向くだろうし、それ以上に中国からの利用客というよりも、日本への観光客が激減するだろうし。それでも来る観光客は、日本の高品質・高信頼性商品を購入したい富裕層だろうから、そうなるとLCCに拘る必要性も低くなりますし。
いずれにしても、日本の航空業界への良い刺激になって、サービスとか路線拡充とかコストダウンとか、メリットのある形に進んで欲しいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿