2012年8月6日

手荷物確信犯?

ちょっと時間が空いてしまったけれど、先日のBoston旅行中で気になったことを備忘録として。この時は、EWR-BOS, BOS-IAD-BOS, BOS-IADと4回USの国内線に搭乗しました。で、どのフライトもスタンバイ待ちがいるくらい満席状態だったんですが、例によって乗客の皆さんは大きな機内持ち込みのキャリーバッグやダッフルバッグやその他いろいろ持ったまま搭乗口前で待っているわけです。で、登場開始の15分位前かな、カウンターにいる地上係員がマイクを使って、「今日は満席で機内持ち込み荷物も多い。搭乗順序はミリタリー、GSに続いて、ゾーン1、2、3、と続くが、ゾーン4から7の乗客は荷物を入れる場所が多分無くなる。荷物が収納されないと飛行機は出発出来ない。今手に持つを持っているゾーン4以降の乗客は、カウンターで手荷物を預けて欲しい。この場合の手数料は無料です。」と何度かアナウンス。

流石に、そう言われると気になるのか、直ぐにカウンターの前に列が出来て、手荷物の預け入れ作業が始まります。それでも、機内に入ればヘッドビンにスペースが無いと騒ぎになるんですが... でも、これって、本来はチェックインの時に機内持ち込みの荷物をちゃんと確認すれば良いだけの話のはずなんですよね。まぁ、購入したチケットのクラスによっては、超過料金を取られるのが嫌だから、あえて機内持ち込みにするというという理由もあるのかもしれないけれど。それを考えると、機内持ち込みできれば御の字、駄目でも無料で荷物を預けることが出来ればラッキー、と確信犯的な乗客もいるんだろうか。US国内線の場合、以前も大きくて沢山の機内持ち込み荷物をみんな持ち込んでいて、その収納場所を巡って血みどろの争いが勃発するわけですが、正直なところ網一寸何とかして欲しいですよね。

この国内線では、ちょっとしたドラマが幾つかありました。まず一つ目は、一回目のBOS-IADのフライト。この時は、30分程ディレーした事もあり、ゲート前カウンターには長い行列が出来ていました。で、係員が二人カウンターの中にいて、一人は何か出発前の準備をしていて、もう一人が顧客対応をしていたんですが、ヨーロッパから来たような雰囲気の女性客の対応が長くてなかなか終わりません。で、列に並んでいた80歳代と思われる男性が、業を煮やして隣の男性係員に「なんで二人いるのに一人しか対応しないんだ」みたいなクレームを結構な剣幕で付けたんですね。で、係員も慣れているのか、何か説明をしているんですが、ご老人は納得しません。さらに大きな身振りでクレームを付けますが、係員は端末を叩きながら結構けんもほろろ状態。結局ご老人は諦めて再び列に戻るんですが、怒り収まらない様子。それでも、時間が掛かっていた女性への対応が終わると、その後は順調に処理が進んで、取りあえずはトラブル無く終わったんですが、まぁこの辺は日本のスタッフと比べるとアメリカ人はドライですよね。

もう一つのドラマは、帰国する日のBOS-IADのフライトを待っていた時の隣のゲート(BOS-SFO)での事。このフライトも満席で、ラストコールでどうも中国系の名前の乗客が二人ほどまだ来ていない様子。何度かアナウンスして、「あと3分以内にゲートに来ないと、ドアクローズするよ」とまで言われます。で、そんな時に、大きなダッフルバックを抱えた大学生みたいな男性がゲートに来て「スタンバイで乗れます?」みたい事を聞いています。私は、いゃぁそりゃ無理だよ、と思ったんだけど、女性係員は「二人No Showになりそうだから、ここで待ってて。」と男性に指示すると、機内の席を確認しに入っていきます。で、戻ってきて、「席はあるから、もう少し待っててね」みたいな事を言って、本当に3分程過ぎたところで、「OK、come in.」みたい事を言って、男性のボーディングパスを渡して、その男性と一緒に搭乗ゲートに入るとドアをロックしてしまいました。で、ボーディングブリッジが飛行機から離れたその瞬間に、小柄な中国系と思われる女性がキャリーバッグを引きながらゲート前に現れたんですが、カウンターには誰も居ないし、ドアは閉まっているし、困ったようにその辺りをウロウロ。あぁ、多分No Show扱いされた一人なんだろうなと思っていると、ゲートのドアが開いて、先ほどの女性係員ともう一人の係員が現れて、「今朝も一仕事終わったわ」みたいな雰囲気。ここで遅れてきた女性乗客が泣きそうな顔で係員に何か尋ねています。で、先ほどの女性係員は直ぐに端末を叩き初めて、どうも振替便を探している様子。これから私が搭乗するBOS-IAD行きも、その後機材交換があるけれどIAD-SFOになっていますし、一時間位後には次のBOS-SFOがあるのかな。まぁ、理由は分からないけれど遅れてきた若い女性が悪い訳で、でもちゃんと対応しているUAの地上係員にはちょっと感心してしまいました。まぁ、飛行機も含めて旅の途中にはいろいろなドラマがありますよね。

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