ちょっとビックリした記事、シャープのGALAPAGOSが9月一杯で販売終了になるという記事。去年登場した直後に実機に触れる機会があったんですが、その前の期待感に比べてちょっと「膝かっくん」状態というか、うーん、これをTabletととしてiPadなんかと競争出来るんだろうと一抹の不安を個人的に感じましたが、シャープの判断はかなり早かったですね。結局一年で終わるんですからね。iPad、Android、Windowsと3強が登場して、やはり先が見えてしまったのだろうか。
シャープの場合ZAURUSという成功体験があるわけだけど、あれもやっぱりプラットフォームビジネスで成功したわけで、最終的には価格競争・機能競争に敗れたわけですよね。で、今度のGALAPAGOSは、元々は電子ブックリーダーとして登場したわけですけど、結局は今度はコンテンツビジネスに乗れなくてユーザーを獲得出来なかったんでしょう。直ぐにアイデアとしては出てこないけれど、GALAPAGOSならガラパゴスらしく、もっとニッチなエリアを狙った方が良かったかもしれないけれど、うーん、多分そういう部分のビジネスも今ではiPadが押さえているような気がする。
今はどこのメーカーもタブレット競争に突入して厳しいビジネスを始めようとしているんですが、シャープはちょっと有利かなという気持ちを個人的に思っていたので、この決定にはちょっと残念な気もします。シャープとしは、AQUAS製品群の中のコントローラーというか、情報端末・データ表示装置みたいな感じでGALAPAGOSを変化(進化?)させたらどうだろうか。その延長で、屋外に持ち出しても家庭内と同じような使い方がシームレスに出来るとか。「Android端末」という単体の切り口では、もう価格勝負しかないだろうし、それは結局消耗戦の果てに撤退するしか道がない不毛なビジネスになるだろうし。
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