2011年1月2日

電子書籍端末

昨年末の個人的十大ニュースにも書きましたが、「電子書籍」っていうのが今年注目株の一つかなと思っています。ただ、電子書籍データ供給側にしても、電子書籍リーダーにしても、幾つかの候補が乱立しているので、「どれ?」というのが難しい状態。すでに先行してそれなりにシェアと知名度を獲得しているiPadを除けば、という話ですけど。その中でも、シャープのGALAPAGOS TabletとSONYのReaderに触れてきました。店頭デモ機なので必ずしもベストの状態ではないかもしれないけれど、第一印象はどちらも「重い」ということ。

GALAPAGOSは5.5"モデルと10.8"モデル両方展示されていたので、最初に10.8"モデルを持ち、それから5.5"モデルに触れてみましたが、余り違いを感じないほど。勿論、スペック的には3倍位違うから、そんなことは無いのだけれど、やはり持ったときのバランスというか持ち方にも寄るのかもしれない。それと、iPadを個人的に欲しいと思わない理由と同じなんですが、金属筐体の手触りがちょっとねぇ... で、隣に並べて展示されていたReaderを次に使ってみたんですが、画面表示されていた電子書籍のページを送ると、画面更新が遅いしかつ画面にノイズ見たいな線というか、昔々の出たての頃のDOS/Vの画面更新を見ているような感じ。

個人的に5~6インチクラスの表示装置が携帯デバイスとしては最適と思っているので、もし今日購入するとしたらGALAPAGOS 5.5"モデルかなぁ。その次は、サイズ的な問題でSONYのReaderになるんだけど、あの表示が製品版でも同じだとしたらちょっと躊躇しますね。展示品だからと思いたい。正直、表示品質だけ見ると、電子書籍としての読みやすさはSONYのReaderがこの3機種の中では一番良かったですから。

小説等の「文字書籍」を中心に利用するのか、雑誌など写真やあるいは動画のような「グラフィック書籍」を中心に利用するのか、もしかしたら書籍の携帯に応じて複数のリーダーデバイスを併用するようになるかもと感じました。「iPadやGALAPAGOSの5.5"モデルなら、どちらにも利用できるじゃないか」と言われるかもしれないけれど、「文庫本を読む」という感覚に一番近いのがReaderだったし、iPadとKindleを以前比較してみたことがあったけど、やはり「絵を見る」のか「文字を見る」のか、デバイスの正確が出るように思います。カラー液晶で、モノクロ液晶と同じくらいのコントラストと輝度を獲得出来るようなモードが実現出来ればいいんだけど。本や書籍に馴染みのある人ほど、その部分に拘りを感じるんじゃないでしょうか。そんな印象を持った新年です。

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