2010年12月31日

今年の十大ニュース

例年、自分の備忘録もかねて、その年の十大ニュース(個人的に気になった物・話題)を年末にまとめているんですが、今年も吉例に従ってまとめてみることに。
  1. 3Dテレビ、話題は大きかったが、実績は...
    登場直前までは、かなり話題になったんですが、やっぱり専用メガネが必要ということとソフトが「アバター」しか無かったことで、結局尻すぼみになってしまった「3Dテレビ」。メガネ不要な機種が登場したり、ソフトもいろいろ増えつつあるけれど... しばらくは大きなイベントとかもないし、ちょっと普及するにはパンチが無い感じ。でも、最終的にはアナログテレビがデジタルになり圧倒的に解像度がアップして「見る気」になる絵に変わったように、次は3Dというのは確かなので、第二世代、第三世代には期待したいけれど。
  2. スマートフォン、一気に拡大
    iPhoneがかなり先行して市場開拓したとはいえ、今年はdocomo/auからもスマートフォンが登場して、一気に市民権を得ました。個人的には、まだまだ不満なところが多いけれど、競争が無ければ新しい物、魅力ある物は生まれないわけで、来年はこのマーケットがちょっと注目だと期待しています。
  3. AndroidとLady Gaga
    「スマートフォン」とはちょっと違う意味の話題なので別立てにしたんですが、スマートフォンスのプラットフォームの一つ"Android"。これまでは余り話題になることはない言葉だったのが、auのCMでLady Gagaが登場して、一つのブランド名になったような気がします。Android自体も、"Market Proof"されて、徐々に浸透してきたように思いますが、今後はローカライズ、特に日本の電子マネー市場にどう対応するかが課題のような気がします。
  4. iPadブーム
    今年の初めに登場して一気にブームになったiPad。居間では日本でもすっかり市民権を得ていますね。USでは当然だけど、日本でも結構若い女性が普通に朝の通勤電車の中でiPadを操作している光景を少し前に見て、ちょっとビックリしました。その画面の大きさから、中高年向きのデバイスのようなとらえ方もされている気がするけれど、肝は起動時間の早さ、携帯性、そして大画面による視認性の良さだと思うんですよね。個人的には、まだまだ重い気がするのと、金属質の手触りが余り好みではないので、これもやはり様子見なんですけど...
  5. 電子書籍スタート
    iPad/Kindleから、日本でもいろいろな電子書籍サービスがスタート。日本でブームになるかまだ疑問なところはあるけれど、物理書籍から電子書籍に移行するのは確かなんでしょうね。一方で「自炊」という事も話題になりましたね。ただ、「自炊」は昔で言うところの、レコードやCDから音楽ダビングするような物で、電子書籍はiTunesみたいなものと思えばいいのかな。個人的に思うんですけど、今後の書籍出版については、マルチプラットフォームを最初から意識しないといけないかも。後、短編集なんかは、iTunesのようにバラバラでも購入出来るようにするとか。まだまだ工夫次第で面白いビジネスが生まれそう。
  6. WindowsXPサポート終了
    でも、まだまだ現役で残りそう。仕事ではいろいろ苦労しているし...
  7. 高速通信サービススタート
    WiMaxから始まり、年末にはdocomoのXiもスタート。ワイヤレスで、移動通信が出来て、しかもほぼ全国がカバーされるなら、HotSpotを使わなくてもこちらに移行してしまうかも。課題は、地下とか高層階での通信サポートをこれからどれだけやるかかな。特に大都市圏では切実な要望だと思う。
  8. 「はやぶさ」帰還
    もう、「はやぶさ」の帰還が、今年最大の話題でしょう。いかにも日本人の琴線に触れるような、苦労して苦労して、最後はちゃんと仕事をやり遂げるというストーリーは、来年も続くんじゃないだろうか。ほんと、日本の科学技術は「はやぶさ」に救われた感じです。
  9. Wikileaks、ネットが「力」に?
    ネットとリアルとはよく言われますが、このWikileaksの事件は始めてネットがリアルに「力」を見せた事件じゃないだろうか。ただ、そのWikileaksにしても、元々の情報は人間の不正行為から出てきた物なので、結局はリアル世界の争いがちょっと土俵を移して続いているだけなんだけど。まあ、リアルの生活の中でネット依存が進んでいるから、こういうことが発生するわけですが、これからもこの手の摩擦はいろいろ生まれるでしょうね。
  10. Twitterから、いろいろ事件
    Twitter発の事件としては、最近では大桃・麻木事件ですけど、個人の中でも手軽に使われるコミュニケーション手段になったので、その手軽さ故につい気軽に言葉を発してしまい、それが予想外に波及してびっくりという事の繰り返しなんだろうな。昔のBBSなんかだと参加者が限定されていたので、局地的には火の手が上がっても広がることは無かったけれど、今は普通に誰でも使っているツールになりましたから、一度火の手が上がるとなかなか大変。個人的には、ちょっとその立場が無視されたようになってしまった、既存のメディアの少し狼狽している様子が、時代の流れを感じるんですが。

「移動体通信」「ネットワーク」「個人認証」、こんなところを来年はちょっと個人的に注目していきたなと思う、2010年の年末です。

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