2011年4月4日

ガスコジェネレーションシステム

昨日ちょっと用事があって、自宅近くのホームセンターに行ってきました。ちょっと店内をうろうろして、たまたま工事用道具というか、機械関係を展示販売しているコーナーを通ったんですが、発発(発動機発電機-いわゆる「ポータブル発電機」)のところが殆ど空欄状態。2~3台、展示品があったんですが、そのうちの1台には「売約済み」の札が。自宅近くは、まだ田んぼや畑が半分くらい広がる、どちらかというと田舎で、まぁそういう畑仕事の時にちょっと発発が必要という場合もあるけれど、普通はそんなに必要品というものでもないので、もっぱらキャンプとか夜釣りとかあるいはアマチュア無線で使うというのがほとんどのはず。ですから、展示品が並んでいることはあっても、こんな光景を見るのは初めてです。これもやっぱり震災の影響で、自宅発電用にと皆さん購入しているんだろうか。

そういう自分も、自宅である程度発電機能が必要というのはずっと以前からあって、ガス会社が推進しているコジェネレーションシステムを導入して、ある程度クローズドなエネルギー環境を自宅にもと思っていました。オール電化の住宅が最近の流行だったけれど、停電になっては何も使えなくなるし、少なくともガスが使えて水があれば、お湯を沸かせますし、そうすれば何か暖かい物も食べることが出来るし。そこに、停電でも使える家庭内発電設備があれば、ほぼ完璧と思ってたんですか。でも、このガスコジェネレーションシステム、中心となるエネルギーは供給されているガスなんですけど、使うためには電気が必要でだから停電すると、このシステムも使えないらしい。なんか、本末転倒な気がするけれど... 太陽電池とかで必要な電力はバッテリーに蓄積して、一度動き出したら自ら発電した電気を環流させて使えるようにすればいいのに。行ってみれば、車のバッテリーみたいに。

もっとも、仮に電気の部分がクローズドな回路に出来たとしてはも、肝心のガス供給が都市の供給パイプ破損等で泊まってしまえば駄目なわけで、なかなかこれというシステムが出来ませんね。究極的には、小型にパッケージ化された原子力発電機、という方法も無いわけではないのかもしれないけれど、とても今回の騒動の後でそういう者が許容されるとは思えないし。多分、全国的なエネルギー供給に関しての話が今後活発化してくるけれど、個々の家庭単位では無理でも、向こう三軒両隣とか地区単位とかで、何かバックアップ用のシステムを準備するというのは、今後必要になるかも。それなりの規模のマンションなんかでは、「自家発電設備完備」というのがこれからのセリングポイントになったりするのかも。そういえば、テレビの取材で六本木のアークヒルズは自家発電でビル内の電力を全てまかっていると言っていたけれど、大規模な商業ビルではそういうことが必要になるかも。なかなか大変な時代です。

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