最近のナフサ不足等の石油由来製品不足から、カルビーがパッケージの簡素化(カラー印刷からモノクロ印刷)を発表したのが、約一月前で数日前から実際に新パッケージの製品が店頭に並び始めています。それに刺激されてなのかやはり同業として同じ様なことを計画して居たからなのか、今朝のニュースではドンキホーテもプライベートブランド商品をモノクロパッケージに変更して発売を始めたと伝えています。
テレビのインタビューに答えていたドンキホーテの担当者に寄れば、このモノクロ印刷かで原価の7%がコストセーブできるとのこと。それも有ってかこのモノクロパッケージPB製品の価格も、これまでのPB製品よりも安く設定されているらしい。当然味が変わらないのであれば、消費者としてはこちらの方を選択するでしょうね。後和菓子屋さんだったかな、容器を持参するとオマケしてくれるとかのサービスを始めたとか、まるで自分の子供の頃に鍋を片手に近所の豆腐屋さんにお豆腐とか油揚げを買いに行かされた光景が涙とともに蘇ってきます(笑)。
自分の記憶では、所謂「プライベートブランド(PB)」の元々の発想(スキーム)は、大量発注仕入れの確約と製品自体やパッケージの簡素化によるコストを下げて、同等ながらもお得に商品を提供するというもの。私の記憶では、西友がそう言う形で売り出して後に分社化された「無印良品(株式会社良品計画)が始まりだと思っていました。デモ調べてみたら日本初のPBは、大丸が1959年に発売開始した紳士服の「トロージャン(TROJAN)」らしい。確か新入社員時代に一度購入した記憶があるぞ(笑)。また食品関係ではダイエーの「ダイエーみかん(缶詰)」(1960年)が最初で、当時は「ノーブランド商品」と読んでいたとのことで、確かにダイエーに行くと並んで今したね、ノーブランド商品。で、各社自社のPBを各樹脂始めるんだけれど、バブルが弾けてその後デフレ時代に入ると、通常の商品自体が低価格競争に入り、PBとしての旨味がなくなっていったというのは何か歴史の皮肉みたいなものを感じますね。
そのデフレから脱却してインフレの時代になり、最近では毎月のように商品値上げの話題がニュースになると、本来低価格高品質を売り物としていたPBの本来の姿が再訴求されてきているのかもしれない。そう言う意味ではここ最近のナフサ不足による印刷簡素化は、まさに「渡りに船」の変更機会じゃないだろうか。政府も努力をして石油関連商品の流通も徐々に元に戻りつつあり、数ヶ月もしたら以前のようにパッケージ印刷材料も入手出来るようになるかもしれませんが、その後も今回の簡素化パッケージ商品は残るんだろうか。ますます価格(=コスト)を下げて、商品の多角化に繋げたりして。そうすると、業務スーパーとか大量販売のスーパーもさらに参入して価格競争が再発するのかも。でも、最近の物販は以前の様な打規模店舗よりは、コンビニサイズの小型店舗で日々の生活用品や食材惣菜販売するのが主流になりつつあるみたい。そうなると、またパッケージングも含めて販売戦略が変わってくるんだろうなぁ。単に品物の品質や鮮度だけで勝負出来る時代ではなくなっていますからね。いかに機敏にマーケットに対応して変化できるかが、ますます企業としての生存本能になりそう。
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