PRESIDENT Onlineの記事から、中国人インバウンドが消えても「日本の観光業」は潰れない地力の強さに関して。記事冒頭の2025年の訪日客数では、まだそれ程中国インバウンドの影響は加味されないので、その後の数値で判断するべきだと思うけれど、それでも2026年1月から3月までの統計では、月350万人程度のインバウンドがあり、3カ月で1000万人超え。となると、今年も年間インバウンド数では4000万人超えは確実のような気がします。
この記事も含めて、中国からのインバウンドが減った分、韓国や台湾や米国からのインバウンドが増えて補完していると言われていて、多分人数に関してはそういう理由が大きいかも。実際資料のデータを見てみると、2026年1月~3月のインバウンド数で中国は約230万人が半減の107万人まで減っていて、一番落ち込みが大きい。後は、イラン侵攻の影響で中東からのインバウンドも減っていますが、それ以外の地域からのインバウンド全てプラス。中国と肩を並べるくらいインバウンドが多い韓国や台湾が、それぞれ20%以上増加しているので、この2ヶ国の増加分で中国の減少がほぼ補填できているように見えます。そして興味深いのが、香港からのインバウンドは変わらない(微増)ということで、結構中国本土から直接の訪日が香港経由に切り替わっている可能性も大きそう。
会社でも、経営状況が厳しくなると不採算部門を切ったり、資源・リソースをコア技術や中心領域に重点的に投入して「選択と集中」を進める事で生き残り戦略を考えます。それが上手く当たれば、人間で言えば不健康な状態だったものが、スリムにダイエット出来て健康体に変わるようなもの。JALなんか、一度は破綻したけれどかなりの大鉈を振っての組織改革で、今ではヘルシーな状態になっていますが、今回の中国政府の嫌がらせが案外日本の観光業をよりヘルシーにし、レアアースにしてもそれ以外の製造やビジネス関係にしても、日本がどんどん多角化を進めて依存度を下げて、逆に中国が日本に依存する素材メーカーとかと立場が逆転してしまうかも。「ピンチはチャンス」って、昔そんな合い言葉の番組があった気がする(笑)。
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