16歳の少年が60代女性をめった刺しにした栃木の強殺事件。なぜそこまで……と思ったけど、犯罪心理学者の方のこの解説。「全国の少年鑑別所で多くの非行少年の心理分析を行いましたが、少年の場合、特に集団で暴力行為を行う場合、エスカレートする傾向が顕著に認められます。まだ未成年で刺激に対する…
— 佐々木俊尚@新著「フラット登山 日本を歩く旅60」7月8日刊行! (@sasakitoshinao) May 19, 2026
佐々木俊尚氏の引用から、先日発生した栃木県の強盗殺人事件。実行犯が16歳の高校生で、しかも現場とは遠く離れた神奈川県の高校生。さらに、その4人の高校生に指示を出していたと思われるのが、20代の用事も居る若い夫婦。この手のフィクションの小説でも、ちょっとそういう設定にするのははばかれるような印象を受けるくらい、ちょっと現実離れした話なんですよね。
この事件では、襲われた農家の女性がめった刺しにされて命を奪われたけれど、多分「手加減」というものを知らない・経験したことが無いんだろうなぁ。以前何かで読んで「なるほど」と自分的には納得したんですが、自分世代の前後くらいまでは、子供の頃にガキ大将とか子供の喧嘩とか、要するに互いに争ったり、実際に殴る・殴られるような経験を何度かしているんですよね。で、実際に自分が痛い目に遭うと、どの程度の加減ならば相手は怪我をしない、ここまでやったら危険、みたいな「加減」を覚えるから、大人になってもそれを超えることは少ない。でもそう言う経験の無い世代が同様の場面になると、「加減」を知らないので徹底的にやってしまう、みたいな話でした。確かに、痛みを知らない人間は相手にどれだの痛みを与えているか、分からないものだしなぁ。
ただ、逮捕された20代の夫婦が主犯だとは思えなくて、報道されているようにこの二人もより上位の存在から指示を受けて下位の実行犯に手順を伝えるだけだと思うんですよね。また、報道では犯行の相当以前から目立つ状態で周辺に現れていたのも、やはり素人が何か小説とか漫画から得た情報を現実だと思って実行しているように感じられます。更に上位の指示役なり、大元にまで迫れるのか、警察の捜査には期待したいけれど、多分こう言うことってこれまでの経験則も生かされて、より複雑且つ不透明な組織体に変わっているんでしょうね。それでも地道に一つ一つ潰していくしか無いのだから仕方ないですよねぇ。
ところで、各報道機関は被害に遭った自宅の様子をドローンで空中から撮影して詳細に放送しているけれど、あれってプライバシー保護の観点から言ったらどうなんだろうか。田舎の大きな農家らしく広い敷地に立派なご自宅や別館に作業小屋みたいなものと、更に手入れされた庭の様子など何度も放送されているけれど、あれってそのまま犯罪者にとっては絶好の「内部情報」じゃないのか。流石にすぐに同じお宅が襲われる事は無いと思うけれど、よくよく見れば周辺のお宅も立派なお屋敷が並んでいるし、やましい人間が苦労して収集するような情報が何もせずに得られるような、「やらなくて良いような入らないお節介」をしているだけに感じます。ああいう報道姿勢も、この手の犯罪を助長している様に感じられます。そこはメディアも配慮というか考慮するべきだと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿