ナフサの供給不足が叫ばれて、その影響が塗装業界とか建材業界での受注停止とか作業遅延みたいな形でじわりじわりと表面化しています。でも政府は、必要量は確保していると言っていて、それなら何故市場は混乱しているのか色々な意見が出ています。 全部が全部そうだとは言いきれないけれど、やはり一番大きな原因・理由は、イラン情勢を見て石油製品の流通が混乱すると判断して、途中の色々なプロセスや業者が、ある所は売り渋りしたり、ある所は過剰に在庫確保に走ったり、そういう途中の色々な積み重ねが、最終的に市場を混乱させているらしい。だから、政府の言う「ナフサは十分にある」のも事実だし、市場の言う所の「ナフサ由来製品が無い」というのも事実。
この話を聞いて思ったのが、高速道路で何故か発生してしまう大規模渋滞の話。順調に流れていたはずなのに、偶々その中の一台がブレーキを踏むと、それを見た後続車が次々とブレーキを踏み出し、それがどんどん連鎖してある所からの大渋滞が発生してしまうという説明。多分最初にブレーキを踏んだ人は、ちょっと出しすぎたスピードを少し減速するだけのつもりだったかもしれないし、それに続く何台かのドライバーも同様の気持ちなんじゃないだろうか。でも、段々とそれが続くうちに、踏み込むブレーキも長く強くなり、ちょっとした原則が停止直前までの原則になり、それが停止するようになるとそこから後ろはどんどん渋滞が発生して拡大してしまう。
石油製品だと、自分なんかは一番の元の「原油」と、その中の加工製品の一つ「ガソリン」。後は、今話題のナフサなど中間製品を多少知っているくらいだけれど、現在社会を支えている「魔法の素材」とも言える石油由来製品は、それこそ目に見えないところにも多用されているし、ある意味ガス水道出来と同じ様な社会インフラと言えるようなもの。複雑な製品システムを構築しているだろうから、一般人からはよく見えないし分からないから、ちょっとしたキーワードに過剰に反応してしまうのかも。しかも「ナフサ」って、その中でもそこそこ耳にする言葉ですしね。仮に同じ様な素材だけれど聞いたことも無いような例えば「ポリエチプロピレンヘクタトキレンペタノール(笑)」なんて名称だったら、案外今回ほどの混乱に繋がらないんじゃ無いだろうか。
政府も途中の目詰まりの発見と是正を一つ一つ丁寧に進めていくらしいけれど、具体的にそれらが解決される前に、半分疑心暗鬼になっている国民というか消費者の頭も冷やさないとけないわけで、そう言う意味では煽るだけのメディアは消えて欲しいですよね。まぁ、それに乗ってインプ稼ぎをしようとしているネット住人も同罪だけれど。大きな備蓄と、急速に調達先を高くして供給の維持をしつつ、経済的な理由からも生活に影響しないように関係者ががんばっているのだから、消費者としても先ずは落ち着いて周りを見て深呼吸しても良いのでは。7月位からは、元の状態に戻るという話しも聞こえてきていて、多少の山谷はあるにしても、出来だけ耐久生活をしなくて良いように関係者が頑張っているのだから、消費者もそれを応援する態度が必要だと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿