2026年5月23日

「平和教育」という免罪符

辺野古沖転覆事故で転覆して無くなった船長を、国土交通省が海上保安庁に刑事告発したというニュース。同志社国際高校側から謝礼(有償)で生徒を乗船させて運送業務をしていたというのが理由らしい。もう一つの、女子高生が亡くなった船の船長は生存しているわけで、こちらも少なくとも同様の内容、さらには女子高生の死因に繋がった、例えば救命胴衣の装着確認不足とか、事故時の不十分な対応(救助義務違反とか)も含めて、こちらは告発されるのだろうか。正直なところ、事故から二ヶ月が過ぎてやっと動き出したという印象を受けますが、それはやはりこの間メディアの報道が極めて限定されていたことも理由の一つだと思う。

で、相変わらず的を外しているなぁと感じるのが、中道改革連合の小川代表のこのコメント。「両論」の内、反対活動しか見せていない、厳しい言い方をすれば「刷り込み」するような行動しか無かったから「政治的中立性に反する」と松本文科大臣は判断したと思うんですよね。これが、アリバイ工作的であっても事前にあるいはこの後の予定で、例えば地元へのこの人との意見交換とか、工事関係者との対話とか、それこそ最大の移設理由でもある普天間基地を見るとか、そう言うものがあればまだ「中立性」という言い方も出来ると思うけれど、辺野古の後は美ら海水族館へ行くのでは、それは辺野古の話しか無い片務的な行動ですよね。自ら「賛否有る」と言いながら、一方の様子しか見せないことに対して言及しないのは、結論無くどっち付かずの内容である、ある意味「小川構文」とも言えそう。 

捜査の進捗状況は、色々理由があるのだと思うけれど未だ限定されていて、多分今回の告発が初めての大きなマイルストーンと言っても良いんじゃ無いかと思います。外部に出ている情報としては、ご両親のnoteと一部ネットメディア、そして産経新聞(大竹記者)の記事くらいしか目に触れない状態なので、どれくらい調査が進められていてどの様な証拠が集まって居るのか分からないけれど、そんな少ない情報からでも抗議団体側や学校側の不適切な行為が想像される気がします。「平和教育」という言い方が強調されているけれど、彼らの行っている行為行動はどう見ても「平和的」には見えない。確か過去にも抗議活動中に転覆事故とか有った記憶があるけれど、言い方は厳しいかもしれないけれど相手がやり返さないことが分かっているから、自分達の好き放題やっているという印象。

少し前に文科省が全国の学校に、沖縄での平和教育の実態調査を命じて、この辺野古での学習活動が含まれているかどうか調査依頼を出しました。確か沖縄県の学校では、この辺野古へ行った学校は殆ど無く、1校がテント村で説明を聞いただけ、みたいな回答だったと思います。ここで疑問を感じるのが、地元の学校ですらほぼ全く利用しないような「平和教育」を、なんで他県のしかも遠く離れた地域から沖縄に来た学校が、わざわざツアーオプションとして別立てで設定して利用しているのか、ということ。一番「平和教育」に熱心なはずの現地の学校ですら利用しないような場所に、なんでわざわざ出掛けるのか、それが最大の疑問。地元の人達は「あそこは違う」と分かっているから行かないと考えるのが、一番自然な気がします。そして、そんなところに毎年生徒をわざわざ送り込んでいる学校側としては、よほどそのコースを入れた人間に言葉巧みに騙されたか、何か別の意図があったからと想像するのが一番確実な気がします。「平和教育」という免罪符をかざして、自分達の主義主張を押しつける行為を、学校側も現地側もして居た事が、この事故の最大の原因のような気がします。

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