2026年1月24日

水破産

佐々木俊尚氏の引用から、世界の「水破産」問題に関して。佐々木氏は「日本列島いると実感しにくい」と書いているけれど、近年は夏の猛暑化もあって水瓶の貯水池が給水制限・停止するというニュースも以前よりも聞くようになってきた気がします。最近も浜松市水道部から「節水のお願い」が流れてきたけれど、最近の乾燥具合も以前と比べて異常な気がしますし。浜松市の水は、天竜川の伏流水を取水していると思うんですが、あれだけ大きな川の天竜川でもそう言う事が起こるというのは、やはり日本も水不足に向かっている気がします。

一方で不思議なのは、やはりここ数年は一日に一月分の雨があるような「豪雨」も増えていて、多分降水量としては少なくとも減っていないような気がします。それでも水不足が生まれるのは、貯水池行きに雨が降っていないとか、一回の降水量は大きいけれど、平均すると実はそんなに増えていないあるいは少ないくらいなのかも。無限に貯水量を増やすわけにも行かないから、集中して降られると余った分は捨てるしか亡いし、逆に降らない期間がそれで延びれば結果的に「水不足」が発生することは明らか。何事もバランスが一番重要ということを再認識させられます。

私が海外出張(=アメリカ出張)していた初期の頃は、当時フロリダ州の南部にあった開発拠点に何度も行っていました。最長で8ヶ月近く滞在していたこともありますが、ここで困ったのが「水」の問題。フロリダ州は、エバーグレーズ湿地のような湿地帯はあるんだけれど、山間部が無いために浄水の品質が悪い。つまり、山に降り注いで年月をかけて地中で濾過された水が得られないので、生活用水として河川の水とか湿地帯の水を使うしか無いのだけれど、どうしても浄化できずに当時はシャワーとか捻ると茶色水が出ていました。一応飲用可能とは言われていたけれど、とても喉を通りそうの無い見た目で、ミネラルウォーターのボトルは必須。でも、大陸西側の地域だと、ロッキー山脈とかあって、確かクリスタルガイザーってこの辺りで取水されたものですよね。この辺りの水は美味しかったけれど、日本の場合は小さな国土に山間部が殆どという事も有り、また冬場の雪とか梅雨の頃の雨とか、降水量もそれなりにあるので、降った雨がどんどん地中で濾過されて地上に戻るエコシステムが完成されている、かなり稀な場所だと感じます。

最近では、海外資本が国内の水源地や水源地近くの都市を買収して、日本の水を町だそうとしている見たいな話もよく聞くけれど、転送装置でも無い限り大量の水を持ち出すことは難しいと思うし、そこでせき止めても自分が困るだけだと思うんですよね。困るのは、水源地とか上流で水が汚染されるようなつかいかたをされて、それをそれまで利用していた中流・下流の人達に影響することかな。そう言う意味では、土地取得の制限などもそうだけれど、生活基盤や社会基盤に影響する自然資源に関しては、何か法的な対応可能性を含ませてもよんじゃないだろうか。ただ、例えばそれ故に水源地の維持管理に費用がかかるならば、そこには公的な補助や支援を入れる事も可能にような、Give&Takeの要素は必要だと思う。日本だから安心ではなく、日本も今のうちに対策を、という気持ちを忘れないようにしないと。 

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