2026年1月14日

日韓首脳会談

昨日奈良市で開催された、日韓首脳会談。冒頭の互いに歓迎の挨拶する部分を、放送各社がライブ中継をしていて、たまたまそれを暫く見る機会があったんですが、外交儀礼が多分に含まれているだろうとは言え、かなり前向きな好印象を受けた光景でした。最初は、高市総理のお国入りに合わせての奈良開催かなとも思いましたが、昨年の韓国での首脳会談の時に、韓国の李在明大統領から「次は奈良で」と言う要望があり、それでなら開催となりそれに合わせての総理就任後初のお国入りになったということなんですね。

どちらかと言えば親日的だった尹錫悦前大統領と比べて、当時は野党だったことも有り反日的と言われていた今の李在明大統領ですが、就任後からの発言を見ても結構に本を意識していて、今の所は余計な波風は立てないようにしている雰囲気を感じます。日本二先立ち訪問した中国でも、中国から日本に対抗するように仄めかされても、結構上手く受け流して立ち回り、中国と安易に迎合しないような状態に努めたようにも感じます。一方で、日本が「日韓友好を進めて」と言えば、韓国側は「韓日米で」と二国関係ではなく複数の連携という言い方をして、多分国内の反日派を牽制しているんじゃ無いかと自分は感じました。案外強かな人物じゃ無いかと言う印象ですね。

最初に互いに歓迎の挨拶をするんですが、それぞれが母国語で話しをすると、隣に座っている日韓通訳者がそれを翻訳するという、国際会議ではいつも見慣れた光景。ただ、これはあくまで個人的に印象ですが、日米会談で日本語-英語の翻訳をして会話するよりも、日本語-韓国語の翻訳会談の方が、より自然に翻訳されているし何となく会話がスムースに進んだようにも感じられます。日本語-英語の場合と異なり、日本語-韓国語はほぼそのまま逐語訳が可能で、極端な話日本語-韓国語の単語をそのまま入れ替えるだけで、相手の言葉での文章に変換出来るという話も。語順が異なる例えば日本語-英語の場合は、相手の話が最後まで終わらないと全体の文章を翻訳再構成できないけれど、韓国語の場合はほぼ同時に通訳を始めても何とかなるくらいだから、それが文章の雰囲気にも繋がるし会談全体の雰囲気にも繋がっているような気がします。そう言うのって、やはりこう言う国際的な場では重要だと思う。今なら生成AIを活用して、かなり精度が高く実用性も高い「日本語-韓国語同時通訳ソフト」も出来るんじゃないだろうか。

私が自分の会社で海外の人達と会議をする場合は、基本英語で全て通されるので、自分の英語能力の高い低い関係無くどんどん話が進められます。そこに、例えば台湾のベンダーさんとか入ると、向こうは全員が英語を解するわけでは無いので中の英語が堪能なエンジニアが通訳役として双方向に通訳するタイムラグが凄く苦痛でした。同じ様に、日本の某社の開発チームとアメリカのチームと電話会議をしたことがあますが、彼らも英語が得意では無いので技術系の通訳さんを雇って会議に参加させていましたが、技術的な語彙能力はあるかもしれないけれど、開発の細かな言い回しや用語、さらには日本とアメリカでは用語が異なる場合も有るので、それはそれで大変でした。結構私や日本側がヘルプしたけれど、2時間位ミーティングしても徒労感だけが残る会議だったなぁ。韓国とは所謂歴史認識などでまだまだ壁が高いけれど、言葉の壁がもう少し低くなればもう少し意識も互いに変わる気がするんですけどね。でも、やっぱり中々難しそう。

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