2026年1月14日

市長の器

この連休に行われた群馬県前橋市の市長選挙。前市長の小川晶氏が、既婚の男性職員と所謂ラブホテルで密会したという疑惑から、市議会から辞任要求され受け入れて辞任し、そのやり直し選挙で再選を果たしたというニュース。空くまで業務目的の利用で、多に適切な場所が無かったから利用しただけで、所謂不倫関係等は無いと言う説明だったけれど、それが事実としても誤解を招く行動であることは確か。

「女性市長」「辞任要求」「再選挙」となると、どうしても比較されるのが昨年末に行われた下田市市長選挙。こちらは前市長は再選ならず落選し、新しい市長が当選して市政が再スタートしています。こちらは市長選立候補時に「学歴詐称」が有ったことから揉めて、市議会が不信任を突きつけると、市議会を解散。市議会議員選挙で再び市長反対派が多数を占めて二回目の不信任案が提出されて、市長は自動的に辞任。その後の選挙に再出馬して、それなりに得票はするもののやはり市民の批判は大きくて再選には届かなかった、文字通り明暗が分かれる結果に。

不信任理由となる問題行為の内容は異なるし、どちらがより重いか深刻かも一概には言えないけれど、どちらも贈賄みたいな明確な選挙違反行為を犯したわけでも無く、また傷害罪とか窃盗とか犯罪行為を犯したわけでも無いわけで、好ましくは無いけれどある意味「道義的責任」が問題視された例だと思うんですよね。何が明暗を分けたのか考えると、私はご本人のやはり態度対応の違いだと思うんですよね。小川氏も自らの潔白(空くまで会議利用目的で不倫行為には及んでいない)は強調しつつ、やはり不信任案を可決されたところで責任を取って辞任して、そこで再度市民の信を問うのが手順としては正しいと思う。

一方で下田市の場合は、説明ものらりくらりでやり過ごそうとして自ら傷口を広げている印象がつのり、さらに不信任案に対して関係無い市議会解散という時間稼ぎというか八つ当たりみたいな対応を先ず行い、それで減っていたご本人に対する信頼感もかなり減ったと思う。下田市の場合も、早めに「私の勘違い、手続きミスでした。申し訳ありません」と謝罪しておけば、最悪不信任は免れられたかも。また不信任が可決されたときも、市議会解散では無く辞任を選択して「伏してお詫びするので、もう一度チャンスを下さい」と言えば、ソーラー問題とか図書館問題とか、地元で関心の高い話題を公約としていたのだから、そこで支持に回る人も多かったような気がします。結局保身に走り過ぎて、どんどん味方を減らして自滅した気がします。結局は、どちらも同じ様に問題を起こしつつも、その後の対応というか誠実の差が、今回の明暗を分けたような気がします。自分のミスは真摯に謝罪して反省し、その上で公約に対しての熱意し本気度を見せることが、どんな仕事の場合でも一番重要だと再認識しました。

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