2026年1月18日

熟議の政治

突然の解散騒動以上にメディアにも取り上げられている新党結成関連情報。それだけ意外性と、高市政権に対しての対抗馬としての実力が期待されているんだろうけど、如何せん選挙までの時間が短く準備期間が短いのが致命的な気もします。さらに言えば、合同する立憲民主党と公明党の熱意というか熱量の違いや立場の意識の違いみたいなものも感じられていて、個々までのいろいろな情報や映像を見ていると、何か公明党が立憲民主党を吸収する「小が大を飲み込む合併」みたいな様相すら個人的には感じます。 

そんな中で、公明党の斎藤代表も「総理には野田代表を」というので、選挙の結果次第では「第二次野田内閣」が誕生する可能性も無くは無いのだろうけど、ちょっとイメージが沸かない。さらに言えば、野田氏が以前から口にして個々に来てさらに強調している「熟議の政治(国会)」の「熟議」なる言葉に、「中道」以上に個人的には違和感を感じるところ。確かに、国の生き祭やら国民の生活を左右する話を議論して決定する人達なのだから、軽々に結論を出したり独断で決定されては堪らないことは言うまでも無い。一方で、そう言う重大な問題でも延々と話を続けていれば良いというわけでも無いわけで、何処かで結論を出さなければそれは「議論」では無く単なる「井戸端会議」以下の話。これまでの少なくとも立憲民主党の国会活動を見ていると、その井戸端会議すらせずに自分達の勝手で勝手に「与党が悪い」「政府が悪い」と放棄してきただけに、今回の野田代表の「順義の政治」なる言葉も空しく感じるだけなんですよねぇ。

例えばここ最近は少し薄らいできたけれど「台湾有事」の日本の行動規範なんて言うものは、そういうリスクが少ないときにこそ、それこそ局地的な小競り合いレベルから、日本に直接戦果が及ぶような最大危機状態までの振り幅でシミュレーションをして、万一の場合の「騎乗訓練」をするのが、本当の意味での「順義の議論、熟議の国防論、熟議の国会」じゃ無いだろうか。そういうリスクが発生してしまってからでは、幾ら慎重な議論が必要な案件でも、それこそ数日とか数週間程度の短い期間で結論を出して行動しないといけない状況な訳で、そんな時に「熟議が必要」と日々だらだらと話し合いの場を続けるだけでは何も解決しないどころか、リスク要因が拡大して行くだけ。そういう話は、企業でビジネスマネージメントとか、開発等は常にスケジュールに追われる中突発的なトラブル発生問題発生と戦いながら、厳しいコストに追われて製品出荷までこぎつけないといけない。一方で、一度製品を出した後は、結構徹底的にその製品の課題や開発で良かったところ・改善が必要なところを巻き戻して、新しい手順を作ったりと、「熟議の開発」みたいな事をすることで、次の開発工程が改善されて製品もユーザーだけで無くメーカーにとってもより魅力的な製品が生まれる可能性があるわけです。

だから野田氏が「熟議の政治」を言うのであれば、やはりこれまでそう言うことをやって生まれた実績を言えば納得出来るけれど、結局掛け声だけで何もやってきていないと思うから心に響かない。例えば立憲民主党は原発全廃を言っているけれど、それならばその代替エネルギーとして何をどうするのか、その場合は発電コストや維持管理コストは原発と比べて有利になるのか降りになるのか。不利になるなら、それでもその政策を進める理由は何なのか、そう言うことを先ずはちゃんと説得できるだけの情報を提供出来なきゃいけない。でも、それがないからどんどんコア支持層だけの政党になって言ってる気がします。今回の選挙では、積極的な高市内閣が現在の少数与党から過半数を抑えて、より積極的に大胆な政策を進める体制をつくって欲しいと思うけれど、一方で犬猿の仲に近かった政党同士が、選挙協力という表だけの協力では無く、曲がりなりにも新党設立まで一気に詰めた熱意は買いだと思っています。いろいろな選挙予想が出ているけれど、よりパラメーターが増えて変数の変異度が大きくなった分、本当に投票日の最後の最後まで分からない状況になったと思います。ただ、それだけの熱意を投入するのであれば、矢張りこれまでとはひと味違うところも見せて欲しいと思うのが個人的な本音ですね。

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