2025年12月23日

給油口

佐々木俊尚氏の引用から、車の給油口の開け方に2種類(レバー式、プッシュポップ式)有る理由。なるほどねぇ、ガソリンスタンドの方式に関係するとは思いませんでした。

私は、家族の車も含めてこれまで乗車してきた車は、全て「レバー式」。ところが2年前に買い換えた軽自動車(ダイハツ製タント)が、このプッシュポップ式で、最初は非常に戸惑いました。初めての給油の時は、ガソリンスタンドへ行き車を止めて、ハンドルの右下辺りにあるであろう給油口のレバーを探しましたがありません。「えっ? 左側?」と反対側を見ても見つからない。慌てて、ダッシュボードに入れていた取説を取りだして「給油、給油...」と調べたら、給油口を押すと開くと説明されています。「えっ、えっ?」と思いつつ外に出て押してみると、あら不思議、ちゃんと開いてくれます。 この時は「これ、誰でも開けられるとしたら問題じゃ無い?」と思いつつも、予想外の事もありドタバタしていたので、そのまま給油をして帰宅しました。その次の給油機会。前回同様ガソリンスタンドへと行き車を止めて外に出て、反対側にある給油口を押しますが、今度は開きません。何度やっても駄目。「をぃ!」と思いつつ、数秒後に閃きました。運転席に戻り、車内に置いていたカバンから車の電子キーを取りだし、それを持ったまま再び給油口を押すと、今度は「ポン!」と開いてくれました。ドアロック同様に、近接域に電子キーがあるかどうかで、本来のドライバーが操作しているのかどうか判断するんですね。

購入時期はほぼ同じ(一月位タントが早い)なのに、価格で数倍違うLexusがレバー式なのが、これでちょっと不満でした(笑)。確かに電子キーを文字通り「鍵」にして、それまでの機械式ロックを電子式にするのは利便性は上がりそう。でも、それでもドアの開閉用に電子キーに機械キーが内蔵されていて非常時にはそちら使うように、給油口にしても万一の場合には対応しているんだろうか。ここで思いだしたのは、1年半位前に交差点で信号待ちをしていたときに、後ろから当てられて初めて非常用コールボタンを利用した時。最初幾らボタンを押しても反応が無く、仕方なくスマホで電話をしていろいろ対応して貰っているうちに、「もしかしたら」と思って、車のスタートボタンを押して車両を起動したら、あっけなく非常用コールボタンが繋がりました。衝突直後、慌てていたこともあり直ぐに車の電源を切り(停車モード)、それが拙かったわけですが、でも事故の状態によっては電源の全喪失する可能性もあるわけで、そういう場合こそ非常用コールボタンが必要だと思うんだけれど。

レバー式であっても、昔の車両は違うだろうけど、最近の車両は運転席の「レバー」はレバーの形をした「スイッチ」で、それを操作すると電気的信号が給油口のラッチに伝わり、そこでロックが解除される、言ってみれば「Fly-by-Wire方式」だと思います。そうなると、どちらの方式にしても非常時には給油口の開閉が出来ない可能性があるわけで、この辺り利便性を優先して、非常時の可用性だったり信頼性は低下している一例のような気がします。最近の記事で、首都圏自身災害の可能性で、被災者数は少し減ったけれど、首都機能が壊滅する可能性が高く、その場合例えば電子マネーが利用出来ないので、現金も必要みたいな話がありました。あと少し前にあった話で、デジタルで全ての試料が保管されていると、サーバートラブルやデータセンター壊滅とかで全てのデータが喪失するリスクもあるし、Kindleのように電子書籍だと、幾ら書籍を購入しても後に残らないので、後世に資料として活用出来ない時代的空白が生まれるという話も。給油口の開閉方式の違いは、実は社会リスクの一つを暗示しているようにも感じてしまいます。

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