2025年10月25日

古い体質

昨日の高市早苗新総理による所信表明演説は、日本維新の会との連立合意書の内容にも基づき、かなり大胆な改革をリスト化して、実現すれば大きな成長や全身に繋がるけれど、それに抵抗する力も大きいだろうなぁと言う印象を受ける内容でした。とは言っても、これまで同じ様な改革を以前の総理か話をしても、「それって絵に描いた餅だよね」という印象しか浮かばなかったけれど、今回に限って言えば憲政史上初の女性宰相という、スタートからこれまでの慣習を打破している存在だけに、期待値は決して小さくない気がします。それに、「少数与党」「連立政権1年目」という弱みが自民党にはあるので、まずは国民の支持・人気を取り戻さないといけない。となれば、 ポピュリズムではなく国民が必要としている抜本的な改革を進めて支持を固めるしか無いわけで、そうなるとこれまでの政権スタート時よりもきたいしていいような気がします。

その国会での所信表明演説。いつもの光景と言えばそうなんだけれど、いつも以上に野次が酷くて肝心な高市氏の発言すら聞こえなくなるほど。こういう時代ですから、直ぐに野次の発言者は特定されて、二人は立憲民主党の議員らしいけれど、まぁよくも飽きもせずにそう言うくだらないことに精を出すのだな、と。立憲民主党って、何だかんだ偉そうなことを言うけれど、やってる事ってこう言う旧態依然としたことが多い気がします。勿論立場が逆になれば、自民党議員も野次を飛ばすことがあるけれど、以前も書いたけれど「野次」って不正規発言な訳で、それを国会みたいな公式中の公式の場で許されていること自体が問題だと思う。

歌舞伎なんかでは、演舞中に「○○屋」みたいなかけ声が入る事もあるけれど、あれはそういうルールみたいな物があって、勝手に入れる事も出来ないし別の言葉にするのも御法度なはず。だいたい、今回の様な場合は新総理の所信表明撫で、今回は外遊の都合で少し後になるけれど、各党からのその内容に関しての質問の場もちゃんと設けられるわけです。ならば、聞くときはちゃんと効いて、質問するときに相手が困るような鋭い質問をすればよいわけで、ああ言う野次行動は国会を否定する、辱める行為だと思うのに何故か「国会の華」みたいな言い方もしていてくだらないなと毎回感じます。自分達の発言時にやじられたら怒るくせに。

今回の連立合意書には「国会議員の一割削減」が盛り込まれていて、議員数削減に関しては私は反対の立場なんだけれど、ああ言う野次議員に関しては排除してもいいような気がします。野次で無くても、こちらの発言中に急に自分の意見や感想を会議中にぶっ込んでくる「困ったちゃん」と変わりないというか、それ以下ですよね。議員の勤務評定じゃ無いけれど、ああいう不適切行動は記録しておいて、次の選挙で立候補するときに「前衆議院議員・評価-B」とか表記するようにしても良いんじゃ無いのだろうか。少なくとも社会一般の理解というか常識として、どんな場合でも相手の・人の意見をちゃんと聞く気の無い人間には、何を言っても無駄だし時間の無駄だと思う。立憲民主党の野田代表は、今年の初めに「熟議の真価が問われる国会」言っているけれど、自党所属議員のああいう不正規発言が、どの様に熟議に貢献するのか、是非納得のいく説明をして欲しいですよね。

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