10月27日から29日まで、アメリカのトランプ大統領が来日するため、利用予定の羽田空港利用者に事前に余裕を持って空港利用するように喚起しているという記事。あれ?と思ったのは、いつもは横田基地を利用していなかったっけ? 今回は結構スケジュールがきついように感じるので、到着後や出発時の国内移動を最少化するために、羽田空港を離発着で使用するんだろうか。確か27日にはマレーシアで開催されるASEAN首脳会議から日本に移動し、28日に国内スケジュールをこなして、29日には韓国で開催されるAPECへと移動予定。27日には天皇皇后両陛下との面会予定があるらしいので、となると少なくとも到着は羽田でないと大変そう。となれば、そこからわざわざ横田へフェリーする必要も無いだろうから、羽田から韓国へ移動するのが自然かな。
トランプ大統領も移動が大変そうだけれど、高市総理も今日羽田空港からマレーシアへ移動。27日には、トランプ大統領と前後して羽田に戻り、APECで韓国への移動は、30日から11月1日の予定らしい。まぁ、外務大臣ほどでは無いだろうけど、首相も外遊機会は多いだろうし、特に世界を俯瞰するような外交を目指していた故安倍氏は、外相以上に世界中を移動していましたからね。今ですら、いつ寝ているのか分からないような高市総理の生活に、時差ぼけまで加わったら一体どうなるんだろうか。昔のCMじゃないけれど「24時間戦えますか」は、気持ちとしては有りかもしれないけれど、現実としては無理だろうし。
実は、高市総理を見ていると、昔一緒に仕事をしていた女性の同僚(社歴は2年後輩だったかな)を思いだします。彼女は歯に衣着せぬ発言で、誰にでもビシビシ意見を言うし、それは仕事相手のアメリカ人の偉いさんでも、日本の開発責任者クラスでも同様。一度ミーティングを招集したときに、参加者に偉いさんが多い会議で、だから事前に配付した資料を誰も内容確認していないことが発覚すると、「それじゃぁ会議は出来ません。今日はキャンセルします。次回までに読み込んできてください。」と言うくらいのエンジニアでした。勿論、言うこと以上に彼女自身有能で仕事も期待以上にこなす優秀な人だから、そう言われた「しゃーないな」とみんな納得する様な人物。アメリカ出張中に何度か一緒に仕事をしたことがありますが、兎に角いつも仕事をしているのでアメリカ人のマネージャーから「彼女はいつ寝ているんだ? 原子力エンジンで動いているのか?」と本気で聞かれた事が何度かありました。で、私も結構朝早くから夜遅くまで仕事をしていて、時々目の下にクマを作って出社していたりしたから、「お前はガソリンエンジンなんだから、しっかり休め」と労われたり(笑)。そんな彼女も、社内結婚してちゃんと家庭も回していた(多分)わけですし(旦那さんも知っている人で、こちらも有能なエンジニア)。そんな女性との仕事経験があるので、仕事とか人生みたいな事象で悟りを開くような厳しい大きな行動が出来るのは、案外女性の方が踏ん切り具合というか、ここぞという時の腹の座り方は男性などよりも遙かに優れているように思っています。高市氏からも、そんな空気感を感じるので、彼女の映像を見る度に「大変だけれど頑張ってほしいなぁ」と思うわけです。
閑話休題。その高市総理は、28日の日米首脳会談の後、トランプ大統領が横須賀の米軍基地へ移動する際に、マリーンワン(大統領専用ヘリコプター)に同乗して一緒に移動するらしい。多分、故安倍氏も同乗したことは無いんじゃ無いだろうか。と言うか、米国大統領以外の外国要人が同乗することも殆どない気がする。日米同盟の堅牢さのデモンストレーションだろうけど、その為には首脳会談でトランプ大統領が満足出来る結果も必要なわけで、この辺りの調整がどうなるんでしょうね。まずは経済対策を最優先と言った高市総理だけれど、外交も重要な仕事の一つなわけで、スタート直後から大変そうですが、スタートダッシュでよい結果が残せれば、その後の仕事もやりやすくなるだろうから、納得出来る結果を残して欲しいですよね。
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