55年振りの万博も無事に終了。まぁ、滞在1時間ちょっとでは「何を見たんだ」と言われそうだけれど、色々感じる事思うこともあったので、最後に備忘録としてまとめておくことにします。
- 今回全ての範囲を見たわけじゃ無いけれど(実際には大屋根リングの半分も無い)、凄くコンパクトに感じました。調べてみると、1970年の大阪万博開催時の千里丘陵は330haだったのに対して、今回の大阪・関西万博は155haと半分以下らしい。しかも、千里丘陵はその名前の通り、自然のアップダウンがあったけれど、今回は埋め立て地なのでフラットな地形。歩きやすさも「狭い」という印象を受けます。
- それも合ってか、パビリオンの規模というかサイズも小さめに感じたし、通路も狭く感じました。前回は同じ位の開催期間で6,400万人以上入場して、一日の再購入所者数は83万人余りだったらしい。それに対して、今回は2,000万人は越えるけれど、一日の入場者数も20万人位とかなり少ないけれど、混雑具合は余り変わらない気がしました。
- 個人的に実際に体験したかった「大屋根リング」は、やはり印象的だったしこれは前回の太陽の塔同様に残すべき遺産だと思うなぁ。元々残す予定が無く、木製ということも有り、かなり難しく厳しいかもしれないけれど、せめて10年位は現状の形で残せないだろうか。
- こちらの記事によれば、一部はIRとの共用も考えられているけれど、大屋根リングの半分はどうも無くなりそう。大屋根リングの内側を「夢洲特区」みたいな形にして、ここにIRを移動させて特例みたいな形で色々実験的なことをやってみてもいい気がするけどなぁ。
- 例えば既存のパビリオンなどは終了後は撤去されて更地になるなら、ここにコストコとかその手の大手スーパーや量販店を誘致して、「消費税なし特区」とか作ったらどうだろうか。日本中からお客さんが集まったりして。似たような事は沖縄の那覇空港でやってますよね。つまり、県外へ出る場合は、免税品購入が可能というシステム。あれの「大屋根リング特区版」みたいなもの作っても良いんじゃ無いだろうか。
- 実際に行ってみて感じたのは、想像以上に植栽や緑が多く植えられていて、大都市大阪の一部ではあるけれど、ちょっとそういう空気が薄く感じられる印象でした。都内でも最近増えているけれど、オートキャンプ場とか合いそうな雰囲気でした。その先の大阪湾の状況を知らないのでアイデアだけだけれど、ボートの停泊施設とか作って、海と緑と都会が一体化したようなリゾートなんか合いそうな印象でした。都内で言えば、幕張とか晴海あたりに相当するんだろうけど、幕張や晴海ほど開発が進んでいない分、何か独自色を出したら受けそうな気がします。
- 開催前は、色々な思惑から否定的な意見や反対意見が多く拡散されていたけれど、実際に開催して内容を見てみたら、もう半年じゃ足らない、1年2年位やって欲しい、とすら感じる位。何だかんだ言っても、日本人はこう言う「お祭り」は嫌いじゃ無いと思うし、こういうものって「無駄」では無く「余裕」だと思う。ここ最近、日本人が平均化したと言われるけれど、こういうイベントというか機会が減ってきているからそうなっている気がしますね。だから、コミケとかああいうイベントとかは重要だと思う。
- 久し振りに大阪環状線に乗ってみて思いだしたのが、この環状線は確か一周30分で、山手線の半分位の時間(距離)。そんな風景を見ていると、やっぱり「東の東京、西の大阪」という印象は昔から変わりませんね。最近は南海トラフ地震に備えて、副都心とか遷都の話もよく登場するけれど、仮に副都心なりバックアップ機能を作るとなると、関西それも大阪の何処かなのかなぁとふと感じました。
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