2025年7月29日

オーブンレンジと悪戦苦闘

先日買い換えたオーブン電子レンジですが、早速悪戦苦闘しています(笑)。最大の理由は、多機能故に操作メニューが多層階層化されていて、目的の機能選択をして「スタート」ボタンを押すまでの手順が多いし複雑な事。これまでは、暖める物を庫内に入れて、動作時間を設定して、スタートボタンを押すだけだったのに、今回の製品では手順が中々複雑。 

以前のガスオーブンレンジの手順は、全て物理ボタンかダイヤルで設定する比較的単純操作で、

  1. 本体の使用開始ボタン(PCで言えばレジュームボタンみたいな感じ)を押す
  2. 使用目的の機能ボタン(オーブン、解凍、電子レンジ)を押す
  3. 暖め時間を設定する
  4. 庫内に暖める食品を置く
  5. 「開始」ボタンを押して実行開始
ところが買い換えたオーブン電子レンジは、最初の一歩で躓きました。以前の手順と同様だろうとボタンや液晶パネルをタッチしてみても、起動状態になりません。表示が消えたまま。暫く悩んで取説を引っ張り出して読んでみると、オーブン電子レンジのドアを開閉すると、電源がオンになるらしい。実際開け閉めしたら、表示が出るようになりました。次に躓いたのは、暖めるワット数と時間を入れるメニューが出てこない。再び取説を取りだして手順を探すと、表示されたタッチ画面の「レンジ」アイコンをタッチすると、ワット数(600W / 500W)の選択と、加熱時間を設定する画面がやっと表示されました。
ここで次に困ったのは「暖め時間の設定」。テンキーみたいなものを期待していたのに、「5分」「1分」「10秒」というのは、その時間しか設定出来ないのかと一瞬思いましたが、「あぁ、これはこの単位で時間を追加していくという意味か」とやっと理解。「3分20秒」を設定したかつたので、「1分」を3回に「10秒」を2回タッチすると、やっと設定が出来ました。右下の四角いアイコンはテンキー表示になるようです。ここでやっと暖める準備が出来て、やっとスタートボタンを押すことが出来ました。

何度か使用していれば、なれてくるとは思うけれど、こういう階層化のメニューは自分も仕事で関わっているから分かるけれどちょっと面倒なんですよね。今回の製品には、この液晶パネルの下に「戻る」「取消」の物理ボタンが設定されているので、「戻る」を押せば一つ前の画面に、「取消」を押すと操作を取り消して初期画面に戻るので、まだちょっと使い勝手が考えられている気がします。

一番使うであろう電子レンジ機能は、何度か試してみて何とか理解して以前のように使えるようになりました。今回ワット数の設定が600W/500W選択出来る事も事前に知って購入理由になったんですが、さらにこの機種では「スピードモード」みたいなものがあって、暖め開始してこのボタンが表示された時にタップすると、一時的に最高出力の1000Wになり、回答時間が20~30%位短縮されます。例えば3分間温めが必要な時にこのボタンをタップすると、2分ちょっとで完了する「時短」モードに。何度か冷凍ご飯解凍で試してみましたが、そのまま600Wとか500Wで解凍するよりは、時短にはなるけれどちょっと解凍ムラみたいなものは感じられます。上手く併用すると良いとは思いますが。

あと、電子レンジとヒーター加熱を併用したフライや天ぷらの温め直し機能を試してみましたが、200g位の常温の天ぷらを温めようとして実行したら「8分20秒」とか表示されてビックリ。そんなに時間がかかるなら、もう電子レンジでサクッと温めるだけでいいよと正直思いました。今回は経験値のためのOJTみたいなものなので、そのまま実行しましたが、便利な機能だと思うけれど、ちょっと時間かかりすぎじゃ無いかと言う気がします。同様に、機体していたスチームオーブン機能も、結構スチーム用の水タンクをセットするのが面倒で、でもいつも入れておくと水も腐るだろうし、その辺りの使い勝手がどうかなというきも。でも、食洗機のように水道直結にする程でも無いわけだし。コーヒーメーカーのように、もう少し簡単に水タンクの水補給と設置できるようになると良いけれど。

この手のオーブン電子レンジは、色々な調理例も取説に説明されていますが、これが取説全体の半分以上占めていて、正直そんなことを説明するよりも、もっと簡単に通常の操作を最初に説明してほしい。小洒落た料理をこのオーブン電子レンジを使用して将来つくることもあるかもしれないけれど、自分が日々使うであろう「コンビニ弁当の温め直し」「冷凍ご飯の解凍・暖め」「スーパーの惣菜類フライ類の温め直し」「冷凍ピザとか冷凍食品の温め直し」位は、デフォルトとワンタッチで操作できるようなメニュー構成とかカスタマイズ出来ないだろうか。そうそう、この製品には使用しているソフトウェアのライセンス内容のドキュメントが提供されていますが、AmazonのFreeRTOSだとか、いろいろなLinux系と思われるフリーソフトだったりとか、面白いなと思います。こういうソフトを自分で再構成してビルドして、独自にカスタマイズして利用する猛者もいるんだろうなぁと思わず想像してしまいました。いずれにしても、多機能なのは良いけれど、ほぼ宝の持ち腐れになりそう。

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